岡山国際サーキットに行って下見をしました。【ホッシーの新米広報奮闘記 #17】
どうも、ホッシーです。
朝晩は半袖だとちょっと寒さを感じる季節になりましたね。
わたくしホッシーは個人的にこの季節が好きで、薄手の上着を羽織って買い物ついでに訳もなく散歩しながら、考えたところでどうしようもないあれこれについて思い耽る時間が好きだったりします。
エモい、ですね。
さて、ここ最近は家の中でリモートワークをするだけではなく、お仕事でいろんな場所に行く機会が増えています。
今回はトヨタ・モビリティ基金の「Mobility for ALL ~移動の自由を全ての人に。~」というコンテストにテクノツールが採択されたことを受けて、会場である岡山県は岡山国際サーキットに下見に行きました!
今回の課題は「岡山国際サーキット内を車椅子で利用する場合のアクセシビリティを偵察してみよう」というものでした。
が、本当の課題はサーキットに行くまでの道中から既に始まっていたのです…
「目的地(ゴール)」を賭けた熱き闘い
さて、話に入る前にこの日のホッシーのコンディションを説明しておきますと、
・2日前に4回目のワクチン接種
・前日まで腕の痛みと倦怠感にうなされる
・当日朝起きた瞬間から倦怠感がピークを達し、体幹が取れない
という状態でした。
そして今回私が乗ったマシーンと会場(道中)について説明しておきますと、
車種:軽四の福祉車両
ドライバー:推定約60代の男性ドライバー
コース:自宅から岡山国際サーキットまでの往復
天気:曇り時々雨
という状態。
さぁ、この満身創痍の体で果たして平穏無事に目的地に着くことができるのでしょうか。
いよいよコースイン。
推定約60代の男性ドライバーによる優しい掛け声と共に車椅子を固定完了。
間もなくレーススタートです!!
(ここからはこちらの音楽と共に目的地到着までの臨場感をお楽しみください)
さぁいよいよ走り出しました!!
ホッシー選手の岡山国際サーキットまでの体幹耐久レース!!!!!!!!
まずは高速道路!!
ここまでは体幹も問題なく快調なスタートであります!!
しかし!!岡山インターを越えた辺りから異常発生の兆しが見えます!!
古い車道と!!!!高速道路での車のスピードにより!!!!
体が!!!!
体が小刻みに震えております!!!!!!!!
なんということでしょうか!!!!!!!!
倦怠感を抱えたその体に!!!!
徐々に蓄積されゆく揺れと疲労!!!!!!!!
異常が徐々に確信へと変わって行く中、無事に高速道路を降りました!!!!
さて目的地まで折り返し地点を経過…
なんとここで!!!!
ホッシー選手衝撃のカミングアウトです!!!!
ドライバーが目を丸くしている!!!!!!!!
そりゃそうだ!!!!!!!!
その刹那!!!!!!!!
宣言通りに!!!!
ホッシーの首が!!!!!!!!!!!!
四方八方に飛んでいく!!!!!!!!
カーブや揺れの度に揺れる首のあまりにも大きなそのスイング!!!!!!!!
さしずめイチローのフルスインg…
おおっとここでまさかの急カーブ!!!!!!!!
ホッシーの体幹は!!!!ホッシーの首は耐えられるのか!!!!!!!!
現在既に右後ろに仰向けで倒れているこの体が!!!!今度は反対に向くのを耐えきれ
なかったー!!!!!!!!
ホッシー選手(の首)、見事な弧を描いて反対の方に倒れます!!!!!!!!
さすがにこれにはドライバーも驚きを隠せない…
推定約60代男性。
シャカリキに働き抜いてきた20代から、
今日この日を迎えるまで…
会社名宜しく日の丸を背負い…
安全第一でお客様を目的地へ送り届けていたはずが…
今日、そう、この今日という日に…
いきなり乗り合わせてきた得体の知れない車椅子男性をサーキット場まで運ぶ日が来るとは…
そして…
その得体の知れない車椅子の上でモンスターのようにブンブンと蠢き吹っ飛び暴れ回る首を見ることになるとは…
誰が…
誰が想像したでしょうか……
40年以上の歴史の中で未だかつてない首を持った客を目的地まで運びます…
っと非情にもサーキット入口を前にまたもや急カーブ!!!!!!!!
そして!!!!!!!!
駆け抜けた先には細道だァ!!!!!!!!!!!!
ホッシー選手(の首)、やはりさすがにこのけもの道の連続には抗えないッ!!!!!!!!
案の定首も飛びます!!!!
暴れ回っております!!!!!!!!
しかし!!!!しかし見えました!!!!
岡山国際サーキット!!!!岡山国際サーキットの看板だ!!!!!!!!
あと少しで到着!!!!!!!!
あともう一息ホッシー選手(の首)は耐えられるのか!!!!!!!!
見事にゴーr
と長々しい実況はさておき無事に着きました岡山国際サーキット!
ちなみに着いた後の満身創痍のホッシーがこちらです。
なんか哀愁漂う表情をしてますね!
そんなこんなでチームメンバーとも合流し偵察開始です。
岡山国際サーキットの移動アクセシビリティを考える
さて、岡山国際サーキットに到着し、会場内の基本構造や車椅子での移動の難所などの説明を一通り受けました。
岡山国際サーキット、やはり道中や施設利用者の属性を考えると車椅子の人を想定した作りとはとても言えません。
例えばここ
普通にまっすぐ下を向かずに歩いていたらふとした拍子に転けたり、ベビーカーや車椅子で左側通行してそのまま行ってしまうと転倒や最悪の場合大怪我をしそうな作りです。
そしてこの階段
結構急な造りをしている上に長い階段で、普通に歩ける方でもかなりしんどい部類に入るのではないでしょうか。
さらにトイレ
数が少ない上に長い階段を降りないとたどり着けず、さらには多目的トイレ等もないので車椅子ユーザーにはかなりの難所と言えます。
他にも
・レストランなどがある施設に行くための歩道橋が渡れないので、代わりに車での移動が必要
・観客が座った状態であればレース観戦は可能でも、立った状態だとレースが見られない
などなど改善の余地がたくさんある造りとなっておりました。
お知らせ
さて、そんな状態の岡山国際サーキットにアクセシビリティの整った環境を導入するにはどのようにしたら良いのか?という実験をする、
トヨタ・モビリティ基金主催
「Mobility for ALL ~移動の可能性を全ての人に。~」
というコンテストにテクノツールが採用されました!
テクノツールは今回、普段提供している入力支援機器を用いてレースの臨場感を味わうレーシングシミュレーターを、それぞれの身体の状況に合わせて体験して貰おうという企画を実施します。
日時:10月15日(土)10:30~16:00
10月16日(日)9:30~16:00
会場:PLATPORT 〒708-1126 岡山県津山市押入786-3
入場料:無料
あっ、はいそうです。
会場、岡山国際サーキットではないので!
終わりに
いかがでしたか?
岡山国際サーキット、個人的にはサーキット内のアクセシビリティより道中の方がアクセシビリティ考えた方がいいんじゃないかなぁと思ってしまったわけですが、多目的トイレや車椅子スペースを付け足すだけでもだいぶ改善されそうな気がします。
まぁ、会場は別の場所になったのでしばらく行くことはないのですが。
まだまだアクセシビリティを考える余地がある分なんでも出来ると思うので、皆さんもサーキットにこんなのあったらと思う部分を一度考えてみると面白いかもしれません!
それでは、今回はこの辺で!
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