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#0 自分の仕事をまとめてみる(SNSマーケティングの仕事とは)

こんにちは!フォトグラファーのHossyです!

私事ですが、9月で28才になりました。

フォトグラファー活動もしつつ、本業はSNS中心のWebマーケッターをしているのですが、今回は自己紹介の深堀りとして、自分が手掛けている仕事やその業界、やりがいなどを今一度整理したく記事にまとめてみます。

ぜひ業界に興味がある方は参考にしてみてください。

1.私のキャリア

自分語りになってしまうのですが、
2022年で社会人6年目になる私は、仕事の肩書きとしてはWebマーケッターという職種になります。

シンプルに言うと「企業の売りたいモノやサービスをプロモーションして買ってもらう」ための仕事です。

僕が社会人になる2017年ごろは、ちょうど企業が「SNSってビジネスにつかえるんじゃね?」って認知され出した時だったので、LINEやTwitter、Facebookなんかにバンバン広告を出してプロモーションするようになった時でした。

当時の言い方をするといわゆる"中の人"が流行り出し、シャープさんや、タニタさん、キングジムさん、セガさんなど、Twitterの企業アカウントが人気で
「中の人の面白さ≒ブランド価値」が定説となるようなタイミングでした。

新卒で入社した会社は、そんなSNS事業を拡大しつつある広告代理店で、クライアントのアカウント成長をサポートする仕事でした。

今でこそSNSというものが認知され、効果や価値があるものとして知られるようになりましたが、当時は「本当にSNSにお金を払って意味あるの?」や、「中の人運用をよろしく思わない」反応も多くあったのを覚えています。

そんな時代の中、TwitterやFacebook、LINEなどのSNSを使って
・ブランド認知/好意度を上げたり
・SNSからサイトに遷移させコンバージョンに繋げる
ことなどをミッションにした運用のお仕事を何年かしていました。

5、6年この仕事に従事してきて、なんだかんだ20社近くのSNSのコンサルや支援に携わってきました。

今は代理店から環境を変え、事業会社や個人でSNS施策やキャンペーン企画を請け負いのお仕事してます。


2.仕事の内容


簡単なキャリアの紹介は以上で、ここからはSNSの仕事を更に深掘りしていきます。

前述の通り、僕らの仕事はSNSを使って企業のサービスや商品をプロモーションし、ファンになってもらい、買ってもらうことが基本的なミッションになります。

「ブランディング」に活用したいのであれば
Instagramでビジュアルを見せていく運用を提案していき、

「キャンペーンでサイトへの流入」に繋げたいのであればTwitterを活用していくなど、

目的に合わせて運用を企画・設計していくのが私たちの仕事になります。

SNSの世界はコロコロと仕様やアルゴリズムか変わるので、常に新しい情報を取り入れながら、トライ&エラーを繰り返していきます。

新しいアイデアを試したり、仮説/検証が好きな人ほどのめり込める仕事かなと思います。


3.難しいところ

普段SNSの世界で仕事していて、どうしてもつまずくポイントがいくつかあります。

1つ目が効果の計測の難しさです。
SNSの仕事に従事していて一番多い悩みが「SNSの効果測定」です。

ECを基本としたオンライン上でサービスを展開するビジネスにおいてはクリックやサイト遷移から効果を測ることができますが、

実店舗販売をしているビジネスにおいては、SNSの効果が来店や購買にどのくらい影響したかを紐付ける説明がとても難しいです。

2022年現在でも「恐らく集客に影響しているだろう」という仮説の元運用している企業がほとんどです。

最近になってようやく、各SNSのAPIを活用した外部ツールで計測する方法(例えばこちら)が出てきたところなので、SNSとリアルの相関を正確に見れるようになるにはまだ先になりそうです。


2つ目が、「予算取り」です。

前述の通り、SNSがリアル店舗での購入意向にどのくらい効果があったかを直接的な根拠として説明することは難しいため、よく売上が傾くと企業の経費削減の対象にあがりやすいのがSNSへの投資です。

毎年決められた予算の中で運用する企業がほとんどだと思いますが、運用のコストが潤沢でないブランドでは少額の中でやりくりする必要があります。

SNSは無料で使うのが基本ですが、企業の運用となると、様々なコストがかかります。

[主なSNS運用にかかるコスト]
・コンテンツ制作費(撮影や編集作業の外注費)
・ツール費
・広告費
・キャンペーン運用費

その他にもレポート作成や社内外の連携など、人的コストもかかるのが特長です。

自分の見てきた企業だと、SNS運用業務を選任者を立てて運用している企業は少なく、他の業務と兼任で行っているところがほとんどの印象です。

費やす人的/金銭的コストに対し、成果が見えにくいことが、SNS運用者の苦労する部分です。


4.大事にしてる心得

この分野で5,6年ほど仕事をしてきて、SNS運用を仕事にするうえで、大切にしていることがいくつかあります。

1つ目は「正解はわからない」が前提であるということです。

よくSNS運用のゴールに、フォロワーを増やすことやバズらせることを目的に置いている企業が多いですが、必ずしもそれが正解ではありません。

SNSキャンペーンを実施して、新規フォロワーを増やしても、その後の運用でブランドへの好意度を獲得できなければ、すぐ離脱されたり、フォローのみでミュート状態のアカウントばかりがフォロワーの"質の悪いアカウント"になってしまいます。

また、一時のバズで注目されても、すぐ他のバズに注目が移ってしまいそのブランドからの発信内容はすぐ忘れられます。

そのため、ファンとの距離感を保ちつつ、ファンのニーズに応える堅実な運用で成果を出している企業の方が上手くSNSを活用できているパターンもあります。


2つ目は「自己満足にならない」ことです。

よくブランディングとしてSNS活用している企業に見られるのですが、

かっこいいビジュアルや世界観をプッシュした投稿ばかりになっていたり、一方的にプロモーション色の強い機能便益訴求を配信して、ニーズとミスマッチした運用をしている企業も多く散見されます。

SNSはそもそも"ユーザーの趣味や興味の場所"であり、企業がビジネス活用するための場所ではありません。(正確にはビジネス活用"も"できる場所です)

ユーザーのコミュニティを間借りしていることの認識をまず持ち、そのうえで邪魔にならない投稿からユーザーとコミュニケーションをとっていくことが大切です。

また、SNS特性もしっかりと理解したうえでトンマナを整えていくことも重要です。

それぞれのSNSにはそこに則した”らしさ”があります。

Twitterらしさ、Instagramらしさ、TikTokらしさのような各媒体にそのメディアごとの文化や暗黙のルールが存在します。

TwitterでバズったものがInstagramやTikTokでもウケるかと言ったらそうではないため、それぞれのSNSの特徴を捉えたうえでのコミュニケーションをとっていくことが運用者視点で大事になってきます。


5.キャリアパス

最後にSNSマーケッターの将来性についてまとめていきます。

(半分は自分の持論なので参考程度に読んでい頂けると幸いです)


まずSNSの仕事については今後も続くと思われます。

Twitterを情報収集に活用したり、クリエイターがポートフォリオを見せていくために使われていたりなど、SNSは社会インフラになってきています。

新しいサービスが登場し、流行りや廃れはあるものの、私たちがSNSと共に暮らしていく生活はおそらく続いていきます。

その中で変化していく媒体を、ニーズに合わせて使いこなしていくことがこの世界での仕事になります。

特定のメディアについて詳しくなり極めていく
→専門家の道

企業の予算配分を決めマネジメントしていく
→経営者的なマーケッター

コンテンツ制作のプロになり
→撮影やデザインをディレクションしていくクリエイティブディレクター

などSNS運用をベースに、開けていく道はたくさんあります。

どの分野に進むにしても、数値からロジック立てて、ユーザーとの接点を築いていく基本は変わらないです。

SNSの世界で仕事をするのはちょっとした未来予測でもあり、そこがこの仕事の楽しい部分に思います。

これからWeb3時代にシフトしていく現代で、僕らはコミュニケーションを考え、「人と人」や、「企業と人」との間を繋いでいきます。

これからも頑張ります!

今回の記事が参考になったと感じていただけたら、スキなどリアクションをもらえると、活動の励みになるのでよろしくお願いいたします。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

Hossy



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Hossy
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