「人生はドラマではないが、シーンは急に来る」
タイトルは、くどうれいん「うたうおばけ」より。
でも、このエッセイの内容とはそんなに関係のない話。
コーチングの勉強をしていて、その人と世界観について考えていたら、ふとこのことばを思い出した。
「人生はドラマではないが、シーンは急に来る」
シーンは急に来る。
というか、ただ、そこにある。出会う。起きる。
わたしたちは、シーンを記憶している。思い出す。
人生はドラマではないけれど、
自分の人生をドラマ的に解釈している部分はある気がする。
ストーリーがあり、省略される日常があり、ハイライトがあり、次回に続く。
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先日、燃え殻さんのエッセイ「夢に迷って、タクシーを呼んだ」を読んだ時に感じたこと。
前作の時もそうだったけど、
このエッセイを読んでいると、
そのことを憶えているということ、ふと思い出すということが大事で、
そのことにどんな意味があるのかは、後付けや創作なんだな、と思う。
ドラマは後付け。アタマの仕業。
世界観(そこはどんな世界なのか?)に基づいて、シーンを編集してできるもの。
同じシーンで違うドラマを作ることももちろん可能だし、
そのシーンが起きた直後でも30年後でも、きっと編集は可能。
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ICFコア・コンピテンシーモデル。
国際コーチ連盟が定める、コーチの核となる能力要件のこと。
D. Cultivating Learning and Growth
8. Facilitates Client Growth
1. Works with the client to integrate new awareness, insight or learning into their worldview and behavior.
新しい気づき、洞察、あるいは学びをクライアントの持つ世界観と行動に統合するためクライアントと協働している
この場合の「行動(behavior)」は、態度とか振る舞いといった、世界観に反応して起こす行動。
「行動(action)=目的を持った行動」とは違う。
世界観(そこはどんな世界なのか?)って、自分と世界の関係性みたいなもの。
自分が世界をどう見ているのか?世界の中で、自分はどんな存在なのか?
世界観は生きていくなかで獲得してきたもの。
だから、これからも変わる、変わっていく、変えられるもの。
世界観が変われば、振る舞いが変わる。
振る舞いが変わると、生き方が変わる。
見えるものが変わる、やりたいことが変わる、関わり方が変わる。
全然違うドラマになる。
ひょっとするとドラマですらなくなるかもしれない。
その人の「本質」というものがあるとして、
その素直な「本質」と世界観が一致していることが、
その人が「面白く輝く」ということにつながっていくんだろうなと思って、私はコーチングをしています。