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オウンドメディアかnoteか。個人事業主の編集者が迷うこと

自分のサイトにブログを書きためて、その記事を見つけてくれた人たちから受注することができないか?
そう考えて、サイトに記事を書きためてきたのですが、そう簡単にはお客さんは来ない。。。。

noteを勧められたので書き始めてみよう。

私の場合は、今この段階にいます。

作っていたのはオウンドメディアだった

もともと、
ブログで記事を書くならば広告のないページににしたい
という漠然とした思いと、
どうせなら自分でサイトを作ってみたい
という思いから、そうなっただけで、自分のサイトにブログ記事を書き始めたのは深い研究からではありません。

ただ、書き始めてからは、次のように整理していました。

自分のサイトに、編集関連の記事を書きためていくと、どこかで何か印刷物を作っている人が読むかもしれない。
そこで自分の記事を読んでくれれば、記事の内容に「そうかそうか」と思うだろう。
読んだ人の中には、仕事の依頼を考えてくれる人がいるかもしれない。

そう考えたので、編集作業で困っている人が検索してたどり着いてくれそうなことを、ブログ記事として書きためています。

そんなにすぐに、受注とはならないと思っているので、まずは書きためようとしています。
それはそれでよいのですが、集客を検索だけに頼るよりも、noteからの動線を作ることは大事なのだろう。
そう考えて、noteで書きはじめてみました。

そうやって、両方に書きはじめてみてようやく、自分が自分のサイト内で書いていた記事はオウンドメディアの性格だったんだな、と気づきました。

コンテンツを自分が持つことの意義

数年前、ある作家さんから「数十篇のWeb記事を書こうと思っている」と相談を受けました。
非常に専門性の高い記事です。
一般受けはしないですが、そのジャンルに関心を持つ人からすると、高い評価は得られるコンセプトでした。

その記事をどこに載せるか? という時に、考えたのは次のようなことです。

どこかの企業が、その数十篇の記事を自社サイトの集客用に30万円で欲しいと思うかもしれない。
でも、その企業に売り渡してしまうよりも、自分のコンテンツとして持っているほうがよいのではないか?
その記事が、いつでも、そのジャンルに興味のある人を集めてくれるだろう。
30万円もらったつもりで、自分のものとするほうがよいのではないか?

そう伝えました。

たぶん、そういう考え方も、自分でサイトを作りたいと思ったときに働いたのだろうと思います。

私は文章を扱うのが仕事なので、記事をどうしても商品として見てしまいます。純粋にPRだけのものと考えられない。
それを、他の場所に渡してしまうことにも抵抗がありました。

オウンドメディアからnoteへという流れ

でも時代はだいぶ変わって、集客をする場合に、それぞれのターゲットの方たちに見てもらえる場でアピールしていくほうがよいようです。

この記事をもし読む方がいても私なんかよりずっと詳しいと思いますが、KIRINさんとかいろいろな企業がnoteで成功しているそうです。

noteはユーザーが多く、その中で見てくれる可能性が高い。
オウンドメディアでは、検索でたどりついても、そのまま出ていってしまう。
等々、いろいろな理由があるようです。

そう考えていくと、私の場合に、

検索→自分のサイトの記事→自分の仕事の紹介→受注

ではなくて、

noteの記事→自分のサイト→自分の仕事の紹介→受注

のほうがよいのかもしれません。

noteから来てくれるのかどうか?

私の仕事の場合、売り物は自分のスキルなので、ビールのようにどこでも買えるというものではありません。この点はKIRINさんとは違います。

記事を読んでくださった方が自分のサイトに来てもらわないと、noteで書く意味はあまりありません。

「サイトを見にいきたくなるような記事を書けばよい」

そうかもしれません。

そうすると、当たり前のことですが、noteに書く記事を、もうちょっと戦略的に、第一印象もよく書かないといけません。

使い分けの方向を探る

noteの記事に、どれだけの労力をかけられるか? という問題もあります。

大きな企業や、デザインの得意な人たちのようには自分はできないし、今風のスマートな感じの表現が得意なわけでもありません。

noteのユーザーが多いということは、それだけ埋もれやすいということでもあるので、自分の強みや特徴を出そうとすると、手書きのイラストやこだわりを出すことになる。
でも、そのノリがnoteとはズレているようにも思います。

noteには、noteに向くタイプの記事を書く
自分のサイトでは、検索流入に向くタイプの記事を書く

それで良いのかな? と思いました。

これが結論でよいのかわかりません。まだ考えると思います。

ただ、noteでの記事3本目で、ここまで考えられたことの意味は大きかったです。
やってみると発見があるものですね!


私のサイト「細川工房の仕事」はこちらです!

https://hosokawakobo.com

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