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#57 育休39週目

4月9日(日)~4月15日(土)
赤が父単体育児、橙が父単体家事、黄が夫婦、
紫は移動、青が個人時間、灰が睡眠時間

春先の公園

枝をぶん回して鳩を追う

保育園のお迎え。その後の寄り道である。ご機嫌で枝を持ち、鳩を追いかけ回す元気な長男。どうも私にも参加してほしかったようで、「おとうたんもぉ〜」と、何やら地面をごそごそして、違う枝をくれた。

短っ

これで追えと?
3cmくらいしかない

「もう少し長い枝の方が、嬉しかったかな」と本人に言ってみたところで、彼はニコニコするだけだ。しかし、そんな言葉とは裏腹に、私のためにわざわざ枝を選んでくれたことに、感動する。あぁ、こんな感じめっちゃええやん!と耽っていたのだが、そんな味わいなどすぐぶち壊されるのもまた育児だ。

くっつけてぇ〜

とんでもない無理難題を押し付けてくる。泣き叫びながら。自分の持ついい感じの長い枝と、私にくれたばかりの3cmとを。いや、そんなことは無理なんだよ、枝と枝とをくっつけるなんて、と言ってしまうようでは素人。子どもの気持ちを大切にすべく、知恵と工夫でなんとかするしかない

葉っぱ術

くっつけた
大満足で次の標的鴨を狙う

大人気漫画「ファブル」の中で、アキラも言っているように、

たいがいの事は-知恵と工夫で乗り切れる-

ファブル

落ち着いて周りを見渡せば、どうとでもなる。一度落ち着くことが肝心。「ちょっと待ってね!ちょっと待ってね!」と話かけながら、シンキングタイムを作り出し、現状を打破するのだ。「無理だよ〜」の前に、「ちょっと待ってね!」と言うことが肝心

大丈夫。きっと待ってくれる。待ってくれない時は、もう諦めるしかないし、長考時間を頂戴したにもかかわらず結局ダメな時も、やはり諦めるしかない。それはそれで、その時、改めてごめんねと言おう。ダメな時はダメだもん。つまりは、やる前から負けること考えるバカいるかよ!という話。

ちょうどいい感じの硬さの葉っぱでうまいこと連結できてよかった。ありがとう葉っぱ。

余談

前回のおわび(#56 保育士試験に合格した)の通り、本件は4月の出来事を8月に記している。以降もリアルタイムに追いつくまでは、今年の春はちょっと冷えるね、みたいなことを、本当はむせ返る草いきれに顔を包まれながら綴る。どこかで矛盾が生じたとしても、それはそれとして、アニメが原作に追いついちゃってどうしよう!みいなもんだと思って、よくわからないパラドックスを味わって欲しい。

写真の位置情報と日付情報、日々記録しているカレンダーを照らし合わせれば、事実にウソは生じない。しかし「あの時はこうだったのに、今は…」みたいな私自身の気持ちの揺れは、未来予測的に行間から滲み出てくるかもしれない。それはまぁ、目をつぶって頂いて。


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