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セフレと別れた夜に聴くプレイリスト

恋人もセフレも

いつかは終わるのだけど

終わりをいっしょに話し合うのが恋人で

後になって終わったことに気づくのがセフレかもしれない。


セフレの家から帰っているとき、あなたはまだ彼に会えると思っている。けど、そんな保証はどこにもない。もう"終わっている"のかもしれない。僕もいつも通りにセフレを見送りながら「もうこの子はいいかな」と考えるものだ。


連絡が返ってこなくなる。

いつも誘ってくれるのに急に誘われなくなる。


夢中になってるセフレとの別れは、そんなふうにして無防備のあなたに容赦なく襲いかかる。そんな夜に、ほかの男に嘘の癒しを求めるのはやめよう。僕みたいな男に遊ばれて終わるくらいなら……

音楽に癒されよう!


音楽はあなたに寄り添い、あなたの感情を引き出し、あなたの背中をそっと前に押してくれる。

女の子と同じくらい音楽好きの僕が今日はみんなに『セフレと別れた夜に聴くプレイリスト』をお届けします。



⑴ after pills - pinoko


Apple Musicでふいに流れてきた。あまりに真っすぐな曲名と歌詞に心が掴まれた。

朝方君の気まずそうな表情
いくら見ないふりをしてもoh no

続かない幸せなど
知らなけりゃ良かった

都会で暮らしてる女の子のリアルが、むき出しの言葉で綴られてる。


ちなみに僕も「アフターピル」という言葉で、思い出す女の子がいる。

いつも「うん、うん」と頷いてくれる、大人しい女の子だった。いちど生でしてしまってから、ゴムをつけないのが当たり前になってて…

電話で「もう会うのをやめよう」って切り出したら、これまで大人しかった彼女が人が変わったように言葉で攻撃してきた。本当はたくさん僕に対する不満や我慢を溜めていたのだ。

「ゴムつけてくれないの嫌だった。いつもピル飲んでたんだよ、知らないでしょ」

彼女は泣きながら続けた。

「次の生理来たら連絡する。そしたらブロックして。もう二度と関わりたくない」

いつか楽天で買い物をして、彼女の家を配送先に登録したことがある。今もネットショッピングをして、配送先リストにある彼女の名前が目に入ると、あの夜の長電話を思い出す。


⑵ 蜜月 - 猫戦


恋愛は月の満ち欠けに似ている。

明るくふたりを照らす楽しい夜もあれば、相手の気持ちが見えず不安になる、そんな暗い夜もある。

猫戦の『蜜月』はまさに、そんな恋愛における酸いも甘いも描いている。

あなたの横顔がまるで
別の人少し寂しい
これってもしかして

この歌詞にドキッとさせられた。

女の子といっしょにいても、その子への気持ちが冷めつつあったら、ほかの子のことをふと考えたりする。そんなとき、たぶん僕の顔は歌詞みたいに「別の人」のように映っているのかもしれない。


⑶ September - 原田知世


竹内まりやの名曲のカバー。原田知世の透明感のある声が好き。

春に知り合って恋仲になれば、ちょうど半年くらいが9月。

セプテンバー そしてあなたは
セプテンバー 秋に変わった

私一人が傷つくことが
残されたやさしさね

別れるってなったら、つい言い合ってしまったり、必要以上に傷つけたりしまいがちだ。僕も学生のころはそんな恋愛ばかりしていた。自分が苦しんでいるのに相手が平然としているのが許せなかった。

「私一人が傷つくことが残されたやさしさね」なんて、あの頃はとうてい思えなかった。子供だったなって思う。


⑷ 部屋 - 月の満ちかけ


お泊まりをして、次の日の朝、彼の頭に寝癖がついてる。それがとても愛おしく思えるーー。

そのことを『部屋』では、こんなふうに表現している。

布団にまるまり寝ている君
その寝癖の中には
鳥がいたんだ

そこまで好きだった彼とお別れをしてしまう。すると自分の部屋にいるのに「異世界へと迷い込んだように思えた」と綴られる。まるで恋愛小説のような歌詞。

僕も、前の部屋にはいろんな子との思い出が染み込んでいる。

どこでハグをして、どこに座って映画を見て、どこでキスをしたか。僕が忘れても部屋はすべてを覚えている。


⑸ 残ってる - 吉澤嘉代子


まだ あなたが残ってる
からだの奥に残ってる

女の子の朝帰りの虚しさを生々しく歌った、吉澤嘉代子の『残ってる』。

YouTubeのMVのコメント欄にはたくさんの女の子たちの共感の声に溢れ、自分の朝帰りの経験を吐露し合っている。

僕自身、この曲に関しては忘れられない女の子がいる。それは過去のnoteにも書いたからここでは詳しく書かないけど。

あの日、彼女は真剣に告白するつもりで部屋に来てくれた。それなのに彼女の話もろくに聞かず、やることだけやって始発で帰した僕は最低だった。

あの子はいま、どこで何をしているんだろう。趣味のカメラはまだ続けているんだろうか。


⑹ 202 feat. 泉まくら - ラブリーサマーちゃん

イントロだけで濡れるようになってしまった。そんなエモくてたまらないビートから始まるのが『202』。

この曲を聴いて思うのは、女の子の低い声のラップがたまらなく好き(性癖)ということ。

だんだん好きになって
どんどん駄目になった
君のお下がりの毛布が暖か過ぎたせい

僕だってセフレに沼ることはある。

はじめは都合のいい関係としか思ってなかった。

けれど僕が熱を出した夜、その子はジムを休んで看病しに来てくれた。僕含め男はこういうのに謎に弱い…。その夜から、歌詞のようにだんだん好きになっていった。

結局、彼女とは付き合うことになった。

ある冬の夜、僕がコンビニでジュースを買って帰ると、彼女がヒーターの前で趣味のアクセ作りをしていた。玄関から廊下の向こうに見えるその部屋の景色が、まだ宝物のように思い出として煌めいている。




Vlog撮ってみました。今回紹介したプレイリストをBGMにしているので、ぜひ映像の中の僕と一緒に聴きましょ〜👋

これからもワンチャン動画上げるかも? 興味ある人だけチャンネル登録して待っててください👋

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細貝祐天
いつもありがとうございます。