内なる自分と向き合う【さそり座満月】
2021年4月27日 12時31分頃、さそり座で満月です。
さそり座は、「不動」サインといって、季節の真ん中の星座で、強いエネルギーを持っています。
その不動の星座で起こる満月は、なんというか、ちょっと、迫力があるような気がします。
同じく不動の星座であるしし座の真ん中の度数に太陽がくると、ライオンズゲートが最大になるとか、同じように、みずがめ座で太陽が真ん中の度数にくると、アクエリアスゲートが開くとか言われているので。
宇宙からのエネルギーが強く影響するのだろうな、という印象があります。
自分の生まれた時のホロスコープで、不動の星座が強い人は、より、圧を感じやすいのではないかな、と思います。
今回の満月は、アセンダントとディセンダントという、ホロスコープの地平線(これも私たちの身体性を示す)も不動の星座なのが、印象的なんですよね。
自意識でコントロールできない部分で、ものごとが動いていくような、そんな印象があります。
満月が起こるタイミングで、月は、さそり座8度「湖面を横切って輝く月」の度数にあります。
水は、潜在意識をあらわし、湖は、海と違って、波がなく、静かです。
心を落ち着かせ、そこに映る自分を、静かに眺める。
自分の内側に意識を向けることが重要です。
向き合う太陽は、おうし座8度「雪がまだ降っていない時期のソリ」の度数です。
未来を見据えて、コツコツと準備をする。
やることは、目の前の現実だけれど、視点は、はるか遠くへ。
自分を、どんな未来へ連れていきたいか。
未来の自分は、今の自分がどんなことをしたら喜ぶか。
そんなことを意識して、このおうし座の季節に、実際に行動を起こすとよさそうです。
さそり座とおうし座のラインで起こる満月で、向き合うと良さそうなテーマは、「身体のこと」「心の深い部分で感じること」「お金のこと」「なにかを受け取ること」。
そして、さそり座とおうし座は、精神性と身体性を、それぞれテーマとする星座です。
風の時代は、自分の内側と外側を一致させることが重要だと感じているのですが、この満月は、そのテーマが強く揺さぶられるのではないかと思います。
内側と違うことは、もうできない。
本当の自分を表現していく。
そのために、必要な揺さぶりや、環境の変化が起こるかもしれません。
今までと違うことにチャレンジする楽しさよりも。
これまで、ずっと変わらないものと思って、握りしめていたものが、変化していくことに、戸惑いや、葛藤、恐れを抱くこともあるかもしれません。
恐れや葛藤を感じるということは、それだけ、しっかりと、自分と向き合っているということ。
わけもわからず闇雲に進むのもおすすめはしませんが、恐れや不安を乗り越えた先にあるものにフォーカスし、自分を信じて進んでいくことを、後押ししてくれる満月です。
そして、満月は、半年前の、同じ星座の新月で放った願いが満ちる時。
2020年11月16日のさそり座の新月の頃、あなたは、なにを願いましたか?
この頃に、見据えた世界に向かって、進む準備ができているのではないでしょうか。
今日は、ぜひ、自分の内側と向き合う時間を作ってみてください。
よい満月をお過ごしください。
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