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冥王星逆行終了
5月2日から逆行していた冥王星は、10月11日9:47に逆行を終了します。
冥王星の移動スケジュール
2023年の動き
3月24日、冥王星は2008年から滞在していた山羊座から、水瓶座に移動しました。
5月2日から逆行を開始し、
6月11日には山羊座に戻り、
今日、10月11日に逆行を終了しました。
2024年の動き
2月21日に水瓶座へ移動、
5月3日にまた逆行を開始し、
9月2日に山羊座に戻り、
10月12日逆行を終了。
11月20日、約1年と9ヶ月かけてようやく水瓶座への移動を完全完了します。
冥王星はひとつの星座に約12〜32年近く滞在します。冥王星が次の星座の魚座に移り始めるのは、2043年3月9日です。
価値観の混在
昨今の話題
冥王星が水瓶座に移り、何となく新しい時代の流れを感じていた事柄も、5月2日の逆行を境にまた時代が逆戻りしているように感じたことがあったかと思います。
新しい価値観と今まで長きにわたる価値観の混在…それに伴う社会構造の変化、価値観の大きな変容などが、冥王星が山羊座と水瓶座を行ったり来たりする間に社会現象に反映されてくる事柄かと思われます。
ここのところ世間を騒がせているニュースは、この従来の価値観と、新しい価値観が一見対立しているような話題が多いように思います。
〇〇事務所は、今は亡き人のスキャンダルに端を発し、大きくニュースに取り上げられ、体質を改善した新会社の設立に向けて動いているとのこと。
昨日ちらっと見たニュースでは、その被害の補償に関する問題に虚偽の証言も含まれているとか、いないとか。
私自身はそのニュースを詳しく追えてはいないので何とも言えないのですが、問題を引き起こしたとされる人物はこの世を去っていて、しかもデリケートな問題、虚偽かどうか見分けることは簡単ではなさそうだなと感じました。
被害にあわれた方への補償などはもとより、性別に関係なく、事件の大小に関わらず、人権を踏みにじられるような被害を無くすためにはどうするとよいのか、そのあたりも何か話題にのぼってくるようにも思いながら聞いていました。
この話題はその世界の膿出し感が、魚座に土星が滞在していることにも関係してるように思いますが、大きな組織の解体、再構築、その組織が与えてきた影響力の大きさ、この報道に関する推移を考えると冥王星感も感じています。
こういうことがあった時、これからの時代は、報道で流れていることだけを鵜呑みにせず、自分の感覚でしっかり感じてみることが必要だと思っています。
自分の感覚で、しっかり感じてみる
水瓶座と関係の強い天体は天王星です。いわゆるルーラーと言われています。天王星は「刷新」「気づき」のエネルギーを持つ天体です。
その天王星は2019年3月に牡牛座に移動し、現在も牡牛座に滞在しています。そして今は「拡大させる」エネルギーを持つ木星も牡牛座に滞在しています。
木星が牡牛座に入ったのは、2023年5月17日、来年2024年5月26日に双子座に移っていきます。牡牛座は地のサイン(星座)で、双子座は風のサインです。
牡牛座は「所有」を表します。「財産」「お金」その人がその肉体に「持っている才能」「五感」なども関連があります。牡牛座は、ものの本質を見極める「審美眼」を持つとも言われます。
天王星が牡牛座に入ることで、これらは「刷新」されてきています。
地の時代から風の時代に移るときに、残していきたいものの一つはこの「五感(肉体感覚)」や「審美眼」です。
地のサインの牡牛座・乙女座・山羊座にポイントがある人は、肉体感覚に優れている方が多い印象があります。鑑定でご相談を受けた時に、身体の感覚を意識してもらうことがあります。
身体で感じたことが、星の配置通りが多いタイプです。
時代の変わり目、世界情勢も変化していくなか、言いようのない不安感に煽られないためのひとつの手として「五感」や「審美眼」「自分の感覚」を研ぎ澄ませていくのは有用に思います。
感覚が不安感で煽られ鈍感になることで、「足る」がわからなくなり、「争い」が生まれるようになる気がします。
「感覚」の「刷新」を意識することで、「何が本当なのか」「何が本物か」「何が必要なのか」感じとれるのではないかと思います。
それこそが、冥王星水瓶座時代への転換期に、牡牛座に天王星が入っている意味に思えるのです。
来年2024年5月26日までは木星も後押ししています。
10月11日は冥王星「留」
「留」とは
上記の今日の星模様でも書きましたが、今日の冥王星は、地球から見ると動きが止まっているように見える「留」ステーションという状態です。
冥王星の意味する問題を意識してみるには、ちょうど良いタイミングです。
冥王星が逆行を始めたのは、今年の5月2日でした。
その頃から今までにどんなことがあったか、振り返ってみましょう。
起こった出来事を社会通念ではなく
「自分の感覚(体感的)ではどう感じるか」
ちょっと意識しながら振り返ってみると良いでしょう。
今日の冥王星のサビアンシンボル
山羊座28度
「大きな養鶏場」
社会のピラミッドの頂点に至ると、そこには異質な世界の情報が流れている。進化の極にはまったく別の座標があることを発見する。
何かが一区切りしそうなときは、その先に見えて来ていることがあります。大きな視野が開ける時でもあります。
今は、その予感を大事にしつつ、取り組んで来たことをひとまずは完成させると良い時です。
冥王星が水瓶座に戻るのは2024年2月21日です。
何を未来に繋げて行くと良いか、じっくり考える時間が始まります。
ちょっと先のおしらせ
10月15日天秤座新月
10月15日は天秤座新月です。しかも日本では見れませんが、金環日食です。
「食」の季節は価値観の反転が起きやすいとも言われていて、影響は半年くらい続くと言われています。
※10月29日は牡牛座満月。こちらは部分月食、日本でも見れます。
「食」は見えた地域の方が影響が強いと言われ、北アメリカから南アメリカまで金環日食や部分日食が見えるとのこと。
米ドルは世界の基軸通貨なのでちょっと気になるところです。
日本での新月図は、2ハウスに月と太陽、水星、火星も入り、2ハウスは牡牛座と関連があり、財政のハウスです。
2ハウス祭りの新月です。
冥王星の逆行が終わり、新しい価値観へ時代が動き始める時に、価値観の反転が起こりやすい食の季節が来る、宇宙の采配はすごいなぁと思うばかりです。
天秤座新月記事はまた後程。
お読みいただきありがとうございます。
星読あかり拝
参考文献
魔女の家®BOOKS 増補版21世紀占星天文暦
Stargazer占星暦 2023年版、2024年版
松村潔氏著 完全マスター西洋占星術、愛蔵版サビアン占星術、未来事典