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1月27日天王星逆行終了

2024年1月27日、16:48
天王星の逆行期間が終了しました。


天王星逆行終了

逆行期間

2023年8月29日 逆行開始(サビアン牡牛座24度)
2024年1月27日 逆行終了(サビアン牡牛座20度)
※1月27日は「留」(国立天文台サイトより)
「留」は地上から見ると、その惑星がほぼ止まっているように見える状態です。詳細については後述。

逆行とは?


地球上から観測したときに、太陽と月以外の惑星は、通常の進行方向とは逆向きの反対方向に進んでいるように見えることがあります。
これを「逆行」と言います。

「逆行」を占星術的な見方で考えると、「逆行」はいつもとは逆の方向に進むことから、その天体の意味する物事の成長や進行過程が逆向きになり、忘れ物を取りに帰るような、逆方向に向かうようなイメージとなります。

逆行期間は、その天体の意味や滞在しているサインの振り返りをして「忘れ物を取りに戻る時間」です。


天王星の意味

面白い星

天王星は、1781年イギリスの天文学者、ウィリアム・ハーシェルによって発見されました。

それ以前の太陽系の惑星は、肉眼で見える土星までの7天体、土星以遠の天王星・海王星・冥王星は肉眼では見えず、望遠鏡で見える星です。
18世紀の産業革命による技術革新によって発見されたと言われています。
天王星の占星術的意味の「革命」「革新」などのキーワードはここからきたとも言われています。

天王星は、太陽系の他の惑星と比べて自転軸が極端に傾き、黄道面に対してほぼ横倒しです。天王星のイレギュラー感はここから来る感じです。

占星術的意味

天王星には上記で書いたように、「革命」「改革」「変化・変革」「発見・発見」などの意味があり、「電撃的」で「突発的」なことなども天王星の担当分野になります。
先日、冥王星が入ったばかりの水瓶座の支配星でもあります。

天王星は、より大きな視野で物事を理解する力や改革意識などを表します。
予想外の出来事などから霊的目覚めを促す「気づき」の星でもあるのです。


牡牛座の表すこと


牡牛座は極性はマイナス(受容的・内向きのエネルギー)で、地のサイン(現実や実際性、形のあるもの、感覚に関連)、不動宮(変化しない・固定・持続の行動形態)という分類ができます。

「所有すること」や「財産」に関連があり、「お金」や身体的財産を表す「持って生まれた才能・資質」「五感」にも関連し、「保守的」で「安心・安全」を求める傾向があるといわれる星座でもあります。

天王星と牡牛座

天王星が牡牛座に入ってる意味

天王星の動きをちょっとおさらいしてみます。

・天王星が牡羊座に在室していた時期

2011年3月12日~2019年3月6日
(内2010年5月28日~2010年8月14日牡牛座に入室)
※2011年3月11日東日本大震災

・天王星が牡牛座に在室している時期

プレ2018年5月6日~11月7日
※2018年10月5日キャッシュレス決済PayPayサービス開始

本番2019年3月6日~2026年4月26日
(内2025年7月7日~11月8日は双子座に入室)
※2020年1月15日新型コロナウイルス感染症第一例

天王星牡牛座入りについて書いた過去記事があったので、参考まで。

天王星牡羊座の時期に変化した社会を、天王星牡牛座の時期は新たに安心安定できる社会を築くことに関心が向かう傾向があると言われています。

牡牛座が財を表し、天王星は未来的なものをもたらすと考えると、天王星牡牛座時期を象徴するものとして、キャッシュレス決済の普及ははずせないように思います。キャッシュレス決済はいまや地方の町でも導入しているところが増えました。

新型コロナウイルスの蔓延は、私たちの生命を脅かし罹患した場合の有効な薬もなく、ワクチンについては安全性について国民の中では賛否両論の状態です。

対向する手段として身体がもともと持っている才能、免疫力を上げる方法など以前は健康オタクの人しか知らなかったようなことも、普及したように思います。

また、不要不急の外出以外はしない、スティホームが推進されていたころには、在宅での健康づくりの一環で筋トレや、健康的な食の見直しなど、安心安全な生活を求める動きがあったように思います。

新型コロナウイルスは型を変えながら、今もこの世界に存在しています。
今後も、身体の才能である免疫力を、自ら活性化することは今後も大切になってくることでしょう。

天空を運行している天王星は、ローカルなその場でしか通用しない偏ったものを、グローバルなどこでも通用する普遍的で、未来的で革新的なものに変えていきます。

一方牡牛座は、自分が属する文化や伝統的な価値、自分が暮らすローカルな環境、生活の安心安全を求める星座です。

キャッシュレス決済の普及然り、新型コロナウイルスの蔓延常在化然り、私たちがこれまでローカルだと思っていたエリアは、風の時代になってその範囲が変わってきたように思います。

どこかの国で起こっていることも無関係ではなく、身近なところにその影響を感じます。

世界が繋がっていくことは魚座の最終グループを移動している海王星の影響や冥王星が水瓶座(風の星座)に移ることなども関連しているように思います。

新たに安心安定できる社会をどう作っていくか、最終段階に入っていくように思います。

個人においては、今、牡牛座に天王星のほか木星も在室しているので、自分の持っている才能を掘り起こし、改革、リニューアル(リニューアルも天王星の意味です)その才能を経済に変えていくのは自然の流れに乗っていると思います。

天王星の逆行

天王星が逆行すると、自分自身や集団の過去の体験のなかから、改革すべきテーマを見つけるようなことがあったり、また独特な改革テーマを見つけるタイミングでした。

社会では、逆行のこの時期、某アイドル事務所だけでなく、過去の事柄に対しての賠償金の支払いなどの文字を多く見かけたように思います。
政治資金パーティー収入の裏金問題は、これを機に自民党で派閥の解散などの話がでてきたように思います。集団の過去の体験のなかから改革すべきテーマが見つかった一例のように思います。

キャッシュレス決済については、通信障害が原因でキャッシュレス決済ができない事案は以前からあり、この時期も多かったように思いますが、あるキャッシュレス決済会社では、オフラインでも決済が可能になるような取り組みをしていたようです(逆行期間前に発表)

キャッシュレス決済は、災害時に弱いのではないかとの声もあるようなので、そのような場合への取り組みもさらに進むように思います。


個人においては、今回は天王星がサビアンシンボル牡牛座24度から牡牛座20度まで逆行しているので、そのテーマに関する下記の内容を読んでいただくと、今回の天王星逆行からの贈り物がはっきりわかるかも知れません。
※詳しく聞いてみたい方はぜひ個人鑑定のご用命をお待ちしています。

逆行から贈り物

逆行中に関連したサビアンシンボル



牡牛座20度
「雲を作り運び去る風」
周囲の環境から得られる印象を正しく受け取ることで、自身の進路に対する正しい回答を手に入れることができる。
少しのんびり過ごすことで直感力が冴える。

牡牛座21度
「開いた本を指す指」
自分が属する伝統的な価値に帰属し、ローカルな環境の中で自分に適した生き方を選択する。
気力は充実してくる時。先人の知恵が書かれている物からヒントを得られる。

牡牛座22度
「荒れた水の上を飛ぶ白い鳩」
伝統的な道に従っていることで危機がやってきたときも、その伝統の中に答えを見いだす。
自分の信じている教えを思い出してみる。変化のなかで自分の強さに気づける。

牡牛座23度
「宝石店」
伝統的な文化の中にある職業や技芸を磨くことで、すぐれた実力を身に着ける。実力を磨く努力を惜しまない。

牡牛座24度
「馬にまたがり骸骨の締め具をつけたインディアン」
自分の属する文化や伝統、大切な人々を守るために敵対するものを容赦なく叩き潰す力がある。自分にとって本当に守るべきもののために戦う。
軽率に争うことはNG。

【松村潔氏愛蔵版サビアン占星術より】

逆行からの贈り物を活かす

1月27日〜5月13日(2回目の順行)
天王星は逆行で運行した場所をもう一度進みます。
牡牛座20度~23度を天王星が通過するのは、これを最後にしばらくありません。
※牡牛座24度のみ2024年12月20日あたりから、2025年3月13日あたりまで滞在します。

そして、天王星が順行に移り、ただいま占星術で扱う10惑星は順行期間となりました。滞っていたことも動き始めます。

見つけた忘れ物を活かして改革を進めていきたいときです。

補足

「留」について

「ステーション」とも言います。対象天体の意味を地球上で現実化するにあたって、問題を意識するようなタイミングです。
国立天文台のサイトでは1月27日のみ「留」との記載がありました。
増補版21世紀占星天文暦では、1月30日より数字における進行が確認できています。


日々の<今日の星模様>や各種お問い合わせなどは下記よりリンクより、ご覧いただけると嬉しいです。


お読みいただきありがとうございます。

星読あかり


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