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研究日誌:幻竜種

星ツムリの中には「幻竜種」という種族がいる。

年に数回、地球の周りに降る大きな彗星の欠片から生まれる彼らは幻竜のこども、ヒナたちだ。
幻竜種のおおきな特徴は3つ
胸に星を抱き、額には彗星の欠片、手足にはボタンのような殻(地球上で言うところの、たまごの殻のようなもの)が張り付いている。
尻尾に宿る星の灯は生まれてきた彗星の燃える色だ。

現在、研究所で発見されている幻竜種のタイプは4タイプ。

羽のような耳を持つ プロトタイプ
一本のツノを持つ リザードタイプ
二本のツノを持つ ダブルホーンタイプ
幻竜種に限りなく似ているが、よりさらに小さな ナノ竜タイプ

未だ、詳しい生態は分かっていないが、研究所で発見された最初の個体は
「キュイキュイ」と声を上げていたため、「キュイ」と名付けた。

研究所の幻竜種、キュイ君

幻竜種の生態は調査中だが、彼らも他の星ツムリたち同様にパートナーとなるオーナーさんを探している。
幻竜種の生まれる彗星は年に数回しか地球に接近しない様子だ。
今後も引き続き、調査を続けて行こうと思う。

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