星雲ちゃん
数年前より研究所の周りに現れる光の筋のような現象を、この度改めて調査してみた。調査の結果、大気圏付近にある研究所の外側、宇宙空間を漂う星雲(ほしぐも)という存在が確認できた。
星雲ちゃんは星屑とガスの集合体から生まれた個体で、研究所の周りをふわふわと漂っている。
時々ふっと消えてみたり、消えたかと思うと分裂したりする掴みどころのない雲のような存在である。
ふわふわと漂うだけで言葉を持たない種族だが、いろいろなものに興味を持つため、星ツムリの素となる星の欠片を拾って来てくれることがある。
自在に分裂したり結合したりするので、大量に発生する星雲も一部観測が出来た。
今後も研究所から調査を続けていきたいと思う。
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