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加筆した絵の変遷

メンバーシップ限定マガジンのヘッダー画像を作るため、以前描いた絵に加筆しました。
一番下の絵から載せていきます。


三段目

原画の一部

元となった絵。2014年に描いた油彩画の一部です。原画は縦長の絵で、胴体まで描かれています。
合同展に出展した作品の1つだと思います。数枚出展した作品のうちの1枚だったような(調べれば合同展の詳細が分かりますが…)。その時に出展した作品全てがドロドロしていた記憶があります。

今思えば「何であんなにドロドロした絵を描いたんだろう?」と疑問が湧きます。過去の絵を見るとそのような絵が結構あります。

この作品の全体像はいつかポートフォリオに載せる予定です。

二段目

2020年に加筆した絵

この絵は下の記事を書くために加筆したものです。原画からこの部分を切り抜き、主に顔を加筆しました。顔は割と穏やかめにしています。

今思うと「髪の部分が不気味なのに、なぜ顔を穏やかにしたんだろう?」と自分で疑問に思ってしまいます。原画よりもかなり顔が可愛くなっています。

一段目

本日(2024年)に加筆した絵

そして本日加筆した絵です。マガジンのヘッダー画像に使いたかったので、二段目の絵の顔の部分が平行になるよう加工しました。またヘッダーでは中央の部分のみ表示されるので、縦中央に目が来るよう画像の位置もずらしました。
その後、表情の調整、主に眉・目・口をマガジンの内容に合うよう意思が強く見えるようにしました。

以前から何度か書いているように思いますが、表情は僅かに変えるだけでかなり印象が変わって来ます。この絵は輪郭は前回から変えていません。

髪は見ての通り、全体的に変更しました。現在不気味に見えるように感じている髪を通常の髪型に近い描き方にしました。

何年か経つとまた加筆したくなるんだろうか

それは分かりません。今まで描いた絵の中にも加筆した絵と加筆していない絵が存在します。

その違いは、何年か経った後に「まだこの絵は自分の中で完成していないな」と思う絵のように感じます。その殆どは「今の方が上手く描ける」と思うから加筆しています。

しかしそれが正しいかというと違うと思います。実際に加筆してみて、原画の方が良かったと思う時もありますし、原画よりも綺麗になったとしても、それは技術だけが描いた当時よりも上回っただけで、沸いたイメージ自体は以前の方が良かった時もあります。

最近ポートフォリオに作品を載せる時にも「以前描いた絵は今よりも筆が粗いけど、これはいいと思う」と感じる時もあります。最近は細かく綺麗に描き過ぎかな、と思う時は多々あります。

そこら辺の気持ちを自分でどのように折り合いをつけて行くか…それも今後描いて行く上でのキーポイントになります。


メンバーシップ『ほしとも』SAKURA(さくら)限定マガジン「もっとつらつら日記」を変更し、別のマガジンに変更します。2記事掲載していましたが、マガジンから外しました。

新たな記事を掲載しましたら再度お知らせいたします。

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