燃料電池ごみ収集車の安全性は大丈夫か
東京都港区と早稲田大学が、燃料電池を用いたごみ収集車の試験運用に向けて協定を提携したそうだ。
気候変動対策が広く求められる昨今、自治体で使用される自動車も燃料電池車やハイブリッドカー、電気自動車などになることは当然の流れであるし、普段ならば私も歓迎するところであるが、話がごみ収集車ということになってくるといささか不安を感じる。
これはごみを出す側のモラルの問題ではあるのだが、ガスボンベやライター、モバイルバッテリーなどの不適切な廃棄によって、ごみ収集車が火災に遭うことが往々にしてある。
こうしたときに、発火、爆発しやすい水素ガスやリチウムイオンバッテリーを積んだ燃料電池車やハイブリッドカー、電気自動車などは被害をより拡大させてしまうのではないかという懸念がある。
個人的にはこのような理由から、ごみ収集車はディーゼルエンジン車のままで通すべきであると考えている。
しかし、このような収集中の火災でも水素ガスに引火しないようなしっかりした安全対策がとられ、それがきちんと作用することが証明されたならば、それはほとんど全ての自動車を燃料電池車にできるということの証明にもなる。
燃料電池ごみ収集車がどのような道を辿るのか、注目である。
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