”魂の声”が求めるままに~魚座 新月~
月の周期を利用して願いを込める「新月の願い事」は、今では、随分と知られるようになりました。
自分が強い意志を持って、望むような現実を生み出す、能動的な自己啓発とは異なり
「新月の願い事」は、見えないけれど、何だか良く分からないけれど「確か」に信じる事が出来る偉大な力に身を委ね、無意識の中にある「想い」を現実世界でカタチにしていく、種まきの行為。
「何だか良く分からないのだけど…」
その感覚は、きっと、純粋な想いと、自分の運命を信じる力が運んでくるものだと感じます。
その「偉大な力」をより強く受け取る事が出来る、今回の魚座の新月。
私たちは、「見えない偉大な力」から生み出されたことに、改めて、思いを寄せながら、新月の願い事を書き出す時間を持ってみませんか。
■魚座のエネルギーで「人生設計図」を整えて
魚座という星座は、12星座の最後のステージ。
始まりの前の、終わりの時。
「新しい世界」へと生まれ落ちる前の、お母さんのおなかの中と表される、”魂の総仕上げ”が成される場所でも。
どんな容姿で、どんな能力や才能を持って、次の「世界」へ旅立とうか。
新しい世界でシンプルに、凛とした生き方をするための、新たな「人生の設計図」を整えて、宇宙から、現世へ送り出す世界でもあります。
「人生設計図」。
生まれる前に描いてくる「人生のシナリオ」というモノが存在するのであれば、その「設計図」を時々、見直す必要があるのかもしれません。
今と前世を繋ぐ「魚座」の力が強まるこの時期は、中々、見直すことが出来ていない「人生設計図」を整え直すタイミングに打ってつけのようです。
■見えない”想い”を原動力に
2024年3月10日 18:00頃、12星座の最後である魚座で新月を迎えます。
2023年の1年の振り返り、綺麗な幕引きをして、2024年を「心地良く」、星が導く光の方へと進んでいくために、心のリセット時間。
やめたいこと、始めたいことなど、新しい物事に取りかかるには、良きタイミングでも。
特に、この魚座の新月では、中々手放せなかった習慣や思い込み、働き方や自分を縛り付けている考え方、腐れ縁など、ずっと刷り込まれてきた「価値観」などと、スッキリ『さよなら』するには、有効な時間となりそうです。
魚座という星座は、12ハウスという潜在意識、見えない心の世界、前世から持ち越してきた課題、などといった神秘的な領域を司る星座。
言葉にならない「声」を拾い上げ、そこに優しい光のシャワーを当てながら、「あぁ、これで良かったんだ」と、安心させていくような、慈愛のエネルギーに満ちた場所でもあり、
ずっと、記憶の片隅に置かれていた「感情」にも目を向けて、それを「言葉」として蘇らせたなら、今後の人生をスムーズに動かしていく原動力として使っていけるのかもしれません。
■「これでいいんだろうか?」 その心の声に従って
上記は、魚座 新月を迎えたタイミングでの星の配置を表したチャートです。
西半球(チャートの右側)、特に6~7ハウスに天体が集まっているのが印象的です。
*6ハウス
➡ 労働環境、健康、日々の習慣、自己調整(管理)力、サポート・ケアといった環境で起こる新月。
これまで、社会的立場や地位の安定を第一に考えながら、社会での目標達成に邁進し、キャリアやプライドを獲得する為に、「当たり前」だとずっと思ってきた働き方や、知識やスキルの鍛え方などに
ふと、「これでいいんだろうか?」と
その感情に、これまで以上に強く、焦点が当たる感覚を覚えるかもしれません。
テレワークや副業、同じ業種での連携等々、働き方の多様化に伴い、これまで、社会の中で自分に課してきた「義務感」も、形を変えていっています。
その「義務感」の概念を手放し、今の時代に書き換えることは、未だ眠る「可能性の力」を解放し、より自由な視点で、自分の「役割」を考えていくことが出来るのではと思います。
そして、他者との交流、協力関係が生まれる、パートナシップの構築の仕方を司る7ハウスにも、新月のエネルギーは注がれています。
特に注目をした天体のかかわりが、7ハウスにある、水星と海王星のコンジャンクション(重なり)です。
アセンダント(AC)の乙女座の支配星である水星(パーソナルプラネット=チャートでは、主人公のような天体です)は、あらゆる個性の輝きや価値を受け入れて、一つに結んでいきたい、と願う海王星との重なり
その”願い”を共に叶えてくれるようなパートナーを求めているようにも。
また、自分のスキルや知識で、相手の魅力や才能を引き出せたなら、それを、もっと広い世界へ活かすことが出来る「力」へと育てていきたい、という想いも感じます。
自身のスキル、能力(水星力)を更に社会へと、必要とする人々へと還元していくためにも、質の良い『パートナーシップ』を築いていくことがとても重要だよ、と、星たちは言っているようです。
「どんな人と出会っていくか」、と。
そして、7ハウスに入る水星は、牡羊座の0度でもあり、純度の高いクリスタルのようなクリアな思考へとスイッチが入りました。
未来を真っすぐに見つめる、純粋な水星をより輝かせるために、ビジネスにおいても、師弟関係、友人や同僚、同志、恋人などにおいて
「分かってはいるけど、離れられないな…」
といった『腐れ縁』のような関係をスムースに手放し、広がり過ぎた人間関係を整理することに、この魚座の新月は、力を貸してくれそうです。
違和感のある「関係性」を、次のステージには決して持ち越さない!
それが、魚座のように大海原を、自由に、伸び伸びと泳ぎ回れる鉄則でも。
変化する世の中や環境に柔軟に対応し、新しい風を取り込むためにも
キッパリと”潔く”終わらせるものは終わらせていこうね、と。
魚座 新月からのメッセージ。
シンプルで、無駄のない生き方へとシフトする為に、あなたは、どんな『幕引き』をしていきますか。
■魂の声が求めるものは
人は、決して一人では生きてはいけません。
思考の流動化が益々早くなり、フラットで、ドライ化が進むであろう、これからの時代では、嘘偽りのない「心」の繋がりが『お守り』となってくれることでしょう。
嘘偽りのない「心」。
それは、言葉にならない想い、目に見えない世界にいるもう一人の自分が発する「魂の声」が求める
純度の高い心の交流だと感じます。
とても神聖で、ピュアな感情。
だからこそ、きちんと周りの人々との関係性を見渡し、お互いが心地よく、生きやすい環境を創り上げ、清々しいエネルギーを循環させる事が大切なのだと。
魂の声に従いながら。
それでは皆様、素敵な新月の夜をお過ごし下さい。
🌿今日も、最後まで『星導べの時間』にお付き合いいただき、有難うございました。
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