星空の下に何がある？

岡山県井原市にて野外フェスティバル「hoshioto」を主催している普段は会社員の藤井です。

hoshiotoは今年で10年を迎えます。
それでも去年開催出来なかったので今年は9回目。

10年目の9回目というややこしい感じになっているので10周年とか○周年っていうのはやりません。
そもそも周年ってのも特に気にしてません。
#本当は2DAYSやりたかった
#スタッフから全力の無言の反対がありました
#下向いてた

有り難いことに野外フェスティバルを10年も続けて来ました。
規模も徐々に大きくなり、1回目では絶対に呼べるはずがなかったようなアーティストさんまで今では出演していただけるようになりました。
本当に感謝しかないです。
#一回目のラインナップも最高でしたよ

あと何年出来るか分かりませんが、とりあえず1年1年をフルスロットルで動きます！
#スピード感満載

hoshiotoって手作りのフェスティバルだからお客さんの声や想いをなるべく形にしたいなと常々思っていて、窓口はガバガバな状態にしております。
HPを含めてある程度各SNSで、ダイレクトにメッセージを送れるようになってますので、色々な声を聞くことが可能ですし、やり取りも可能です。
もちろん、申し訳無いけど内容によってはスルーさせていただく事もあります。

他にもお客さんから出演してもらいたいという意見をダイレクトに聞ける場所としてHPに「あなたのオススメを教えて下さい」というフォームを作っております。
こちらは自薦他薦問わず受け付けています。
参考にさせていただいている場合もあって、その推薦を元にオファーしたアーティストさんもいらっしゃいます。

また自薦で「出演したい」という連絡をいただき出演に至ったケースもあります。
自薦とか本当に有り難い話なんですが、僕が考えているイメージと合わなかったり、実際出演された場合にアーティストさんにデメリットがある場合はお断りさせていただいております。

僕も過去にアーティストのはしくれとして数年間バンド活動を行ってきたのでアーティストさんの気持ちは分からなくはないです。
でも、hoshiotoって1,000人くらいのお客さんでステージが5つくらいあるイベントなんです。
それなりの知名度があったり話題性があるアーティストさんを見たいというお客さんが多いのは現実。
出演してもお客さんがいないって状況にもなるわけで、これはアーティストにとって、マイナスプロモーションになります。

また、hoshiotoはスポンサーを取っていないイベントでチケットの売上がほぼ運営費です。
例年、これくらいの来場者はあるでしょう！と予測して予算組をしてます。
なので、ある程度の来場者がいないと赤字になるんです。

過去に僕のエゴだらけでブッキングし大赤字になった時も経験しており、ブッキングはイベントの肝であるのは間違いないので出演していただくか否かはめちゃくちゃ慎重にしております。
なので、それなりの集客もないと難しいっていうのが本音です。
赤字になってもそのお金を被るのはアーティストさんではないですからね。
当たり前ですが、主催者側ですし我々はスポンサーを取っていないイベントなので赤字になったらそれがダイレクトに我々の生活に降りかかってきます。

それでも、hoshiotoに来場したことがなくイメージだけで

「星空の下でライブがしたいので出演したいです」
「沢山のお客さんの前でライブしたいです」
「イメージに合うと思うので出演したいです」

っていうのが沢山あります。
本当に有り難い話なんですけどね。

hoshiotoに実際来ていただければ分かるのですが、21:00にはイベントは終わります。
そして5月末って19時ころの日没。
なので、夜にライブできるのは各ステージ1,2組くらい。
その時間帯に出来るアーティストさんってヘッドライナー級のアーティストさんなんで、知名度がなかったり集客がないアーティストさんではとてもおまかせ出来る時間帯では無いんです。

もちろん、「出たい」って言っていただくのは有り難いんですけど、そういう主催者の思惑とかもあるんですよね。
で、なるべく真摯に返信させてもらってますがそれに対して返信もないアーティストさんが多いというのも現実。

色々な想いをもってイベントをやっているので、理解はしてもらいたいな~と思いつつ、自身のメリットだけというものさしでイベントを図るのはとても失礼だよ～っていうお話でした。

あと、自薦された方に真摯にメールを返信させていただいているアーティストさんもいらっしゃるんですが、返事がない人がめちゃくちゃ多い（笑）
こういうのって信用信頼が下がる事になるんですけどね、、、、
残念。

hoshiotoの星空の下には沢山の想いがあります。
想い以上のものもありますが、今までそれに答えてくださるアーティストさんばかりでした。
今年も色々な意味で期待してます！

hoshioto'21は現在クラウドファンディング中です！

去年、中止になった思いを含めて新型コロナウイルス対策を万全にしておこなうのでよろしくお願いします！

藤井裕士