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アジア現地採用エッセイ

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2020年12月の記事一覧

中国人と付き合うってことは中国式メンツと付き合うことであって

先月、深センの自宅に無事に帰り着きました。 やっぱり自分の家はここだったんだな、とありふれた日常という幸せをガシガシ噛みしめていたら1ヶ月も経ってました。いやはや快適、中国生活! とはいえ良いことばかりも続きません。 以前の記事で書いた通り、同居人で婚約者のヤンくんとは連戦連夜のケンカをなんとか乗り越えたものの、同居人で婚約者のままです。 もうぜんぜん進んでいかないね、結婚。まだまだ遠いよ結婚。 いよいよ入籍! からの挙式準備! かと思いきや、先月帰宅してずいずいと

ここがすごいよ中国の学生。よくゴネて、よく耐えて、これじゃ強くなるわけだ。

私は中国広東省深セン市で教師として働いている。 以前は私立高校、現在は大学みたいなところに所属する日本語教師だ。 この「大学みたいなところ」というのが非常に説明が難しい。 大学なのに3年制で、とはいえ短大か専門学校ともまた違って、学校の雰囲気やシステムは日本の4年制大学に近い。 しかし中国の学歴で大卒は「本科」で、3年制大学卒は「専科」というひとつ下の学位になるらしい。 周りの人たちもとりあえず「大学」と表現するんだけど、なんだかしっくりこない。 こういうドンピシャで日本

私のマリッジがブルーだなんて、そんなかわいいもんじゃない。結婚を前に頻発する大ゲンカにうちのめされっぱなしでエンドレス苦悩&悶絶

前回の記事では、婚活に臨む心がまえについてアレコレ書いてみました。 これまでひとり楽しくのんびりマイペースでやってきたものが全部ひっくり返るんですから、そりゃあ大変に決まってます。 (もしも「ひとりは楽しくない」と思ってパートナー探しをするのなら、一言あるある言いたい。誰かといることはひとりでいることよりも楽しくないこと盛りだくさんですからね。ひとりでいた時間と比較して、初めて分かるあの落差。世界はあれを快適さと呼ぶんだぜ) 今回は婚活と結婚生活の狭間で生ける屍と化してい