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プレイセンターほしのおうちに参加して

Kの母

私には2人のこどもがいます。
プレイセンターほしのおうちには下の子(未修園児)を連れて参加しています。

ほしのおうちのセッションの特徴は見守りタイムと聴きとりタイムがあること。

自分のこども以外の一人のこどもにターゲットを絞ってその子の遊ぶ様子を観察し、後でみんなでシェアリングします。

2週間ほど前から見守りと聴きとりを続けてみて先日、上の子に対する私の対応に大きな変化がありました!

絶対的に下の子の方が手がかかるのにほとんど手がかからない上の子(年長児)に対して何故かおおらかに接することができない私。

旦那がいないお休みの日は子どもたちを見るのが私だけという状況で私にとっては、なかなか憂鬱で不安でなにより孤独を感じる日でもあります。

そんなお休みの日に上の子は食卓で折り紙をのりでくっつけてなにやら真剣に遊んでいました。

私はおやつの支度をしていました。
ほしのおうちでは10時におやつをします。
家でもだいたいその時間あたりに子どもたちのケンカが勃発したり、どちらかが怒り出したり泣き出したりするので、その前におやつをしようと準備をしていました。

すると案の定、上の子がうまくいかない!と癇癪を起こし始めました。

「とにかくお腹が空いているのだ。」ということは、ほしのおうちのこどもたちの様子から
よくわかっています。
下の子相手だとやり過ごせるのに上の子相手だと何故かイライラしてしまいます。

癇癪をおこして床に転がる上の子。
床の上にはうまく張れなかった折り紙が。
食卓にもまだ散らばっている折り紙たち。

その時の私の心中は…

もうおやつの準備をしていたのに!
あとはもう食卓にお皿を並べるだけなのに!
食卓の上の折り紙を片付けないと!
あぁぁ!床にも折り紙散らばってる〜!
それよりも泣き叫ぶこの子をどうやってなだめよう?

んんも〜〜〜ぉぉ!! と、突然一遍に降りかかってきたタスクに一瞬、上の子と同様に頭に血が上った私でしたが、ここでセッションで話し合ったことを思い出しました。

子どもたちは大人にできないことをどうにかしてほしいんじゃない。
できない自分をただ受け止めてほしいだけ。
大人は子どもの気持ちを受け止めつつ淡々と今やるべきことをする。
どっしりとした大人の落ちついた姿勢が子どもを安心させてまた遊びに向かわせる。

ここから私はぐっと切り替えることができました。

まず上の子に「うまく出来なくて嫌だったね、
おやつを食べてからまたやろう!」と心を寄せつつ(それでも「嫌だ〜!」と泣き叫びますが、そこは受け流して)上の子が後で折り紙のことを思い出して怒り出さないように、うまく切り替えてまた新しい遊びに向かえるように、上手く出来なかった折り紙を見えないところにさっさと撤去。

食卓の上の折り紙は、「ここに置いとくからまたやりたくなったらどうぞ」と言って別の場所に移動。

ふかしたてのお芋を食卓に並べると匂いにつられて泣いていた上の子も席につきました。
大好きなお芋を食べてお腹が満たされた上の子はあっという間にご機嫌に!

いつもの私なら「またやろう!」「どこが難しいの?」「こうしてみたら?」と畳み掛けるように声かけし、それでも泣き止まない上の子に焦って苛立ち、しまいには「そんな泣くようなことじゃないやろ!」と怒ってしまっていました。

でもこの日は、ほしのおうちで経験したことをもとに自分の気持ちを切り替えて一人でもうまく立ち回れたことがとても嬉しくて清々しい気持ちになりました!

その後、「お散歩に行きたい」と言われましたが、お昼ご飯の用意をしていなかったのでほしのおうちでやったふれあい遊びを子どもたちにしてあげました。

二人共にっこり満足気。
私もこの日は一度も雷を落とすことなく
過ごすことができました。

世の中は子どもを預かってもらって子育ての負担を軽減する子育て支援が主流です。
私も旦那に子どもたちを預かってもらってのんびり羽を伸ばしたい日もあります。
でもそればっかりでは子育ての難しさの根本解決には至らず、子育てがただの孤独なしんどいタスクで終わってしまいます。

私は本当にそんなことをしたくて子どもを産んだのでしょうか?
これが本当に私や旦那の望んでいた生活なのでしょうか?

やはりそうではなくて、
あっという間に過ぎ去っていく子どもの成長の一瞬一瞬を心に残したい!
子育てを味わいたい!
家族みんな笑顔で暮らしたい!
そのためには明日は今日より良い自分になりたい!

子どもの成長だけじゃなく、自分の成長を願う自分がいることに気づかされました。

ほしのおうちでは、特別美味しいスィーツがおやつに出てくるわけではないし、こどもや親にすごいサービスがあるわけではありません。
ただみんなでこどもたちの様子を観察して話すだけ。

ただそれだけのことなのですが、次のほしのおうちに子どもと通うのが楽しみで仕方がありません。

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