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匿名展覧会 第七回 「書き方忘れたから書きやすいものから書くかの回」

はじめまして。
ようこそお越しくださいました。
アノニマス太郎のたぼさんと申します。

ポケモンSV発売から2年が経ちましたが
未だにポケモンは幾らでも楽しめるもので
育成したポケモンを育成し直すことも増えました。
レギュGが8月に終わり
1月から再開するにあたって
夏に育てたポケモンの構築のことを思い返そうと思ったのですが
当時勝率8割超えだったホウオウ構築が
何を意識した調整だったのか忘れてしまい
記録に残しておくことが大事だと思って
絶対ポケモン構築を載せる展覧会ではないと思いながら
自分用に備忘録を置いておきます。

今回は、悪ポケモン限定の仲間大会での構築について書きます。

人数は少なかったですが
7勝3敗で2位になることができました。
いろいろ対策を考えて
かなり自信がある構築だったので
初手3勝3敗だったときは不安になったけど
そこから4連勝できて
対策通りに行けたなと思えました。

パーティ構築

今回の大会は悪ポケモン統一ということで
まず最初に強そうだと思い浮かぶのは
悪に弱点をつける
フェアリー・虫・格闘タイプです。
この3タイプの技なら
非テラスタル下では最低等倍で攻撃できます。
特にフェアリータイプは虫・格闘半減
かつ格闘の弱点をつけるので
最強だと予想されます。
つまりは
オーロンゲ・エクスレッグ・ズルズキン
変幻自在のマスカーニャ・ゲッコウガが
強そうであり
オーロンゲとマスカーニャが最強だと考えました。

続いて、
オーロンゲ・エクスレッグ・ズルズキンのほかに
よく使われそうなポケモンをリストアップしました。

このリスト内のポケモンも
オーロンゲ・エクスレッグ・ズルズキンも
かなり物理攻撃の強いポケモンが多く
悪タイプの特殊技は悪の波動くらいしか強い技がないので
かなり物理寄りの環境になると予想しました。
逆に物理寄り環境を予想した物理受けパーティには
特殊技の通りがよくなるので
数少ない高火力特殊アタッカーのサザンドラは
必須級になるだろうと考えました。

そこで組まれたパーティがこちら!

アタッカーオーロンゲが強そうだと考え
ビルドアップ型オーロンゲを育成し
物理寄り環境かつ
オーロンゲがビルドアップしやすいように
ガオガエンで威嚇していくことを考えました。
強そうだと予想したマスカーニャも
ついでにガオガエンで対策しました。
物理寄り環境になることは周知だと思い
ガオガエンが多くなることを予想して
ガオガエンの被選出がアドとなる
負けん気ドドゲザンを採用しました。
残りは特殊枠でバランスを取りたかったので
使い慣れたサザンドラを採用し、
エクスレッグの出会い頭と不意打ちに脆いので
颯返しを使えるポケモンを探したところ
颯返しの他にもシナジー形成できそう
かつ高火力高速特殊アタッカーとなれる
ゲッコウガを組み込みました。

メンバー紹介

オーロンゲ (悪・フェアリー)
テラスタイプ: 炎
特性: 悪戯心
性格: 図太い
持ち物: ゴツゴツメット
努力値: 202(252)-140-128(252)-*-95-81(4)
技: じゃれつくビルドアップ 眠る 寝言

きうていくる

物理受けオーロンゲ。
とりあえず先制で耐久をあげつつ
火力も上げていくことを想定していたため物理耐久特化。
残りはミラー意識で素早さに4振り。
テラスタイプはフェアリーと鋼技意識の炎。
接触技の多い環境であるため
物理受けにゴツゴツメットを持たせると
相手が勝手に自傷していく。

特性の悪戯心は悪タイプの相手に干渉する場合は
技が無効になってしまうため
電磁波や挑発が採用できない。
そこでゴツメ持ちは回復技があると厄介
かつバルジーナの毒やガオガエンの火傷を対策するために
眠るを採用。
寝言も採用することによって
素早さの低いオーロンゲが
先制で攻撃できる可能性もつくった。
これを突破できる物理ポケモンはいないと思った。

ガオガエン (炎・悪)
テラスタイプ: 虫
特性: 威嚇
性格: 意地っ張り
持ち物: 食べ残し
努力値: 193(180)-178(212)-123(100)-*-111(4)-82(12)
技: 叩き落とす 蜻蛉返り 鬼火 猫騙し

カシャ(最初ははろーきていって名前だった)

起点作りかつ第二の物理受け枠。
H: 16n+1
HB: マスカーニャの一段階下降タイプ一致けたぐりを食べ残し込みで最大乱数以外2耐え
S: 無振り60族抜き抜き
残りはマスカーニャに対峙する際に
火力もあった方がよいと考え攻撃に回した。
テラスタイプは格闘半減かつ蜻蛉返りの威力上げで虫。
あまりテラスを切るつもりはなかった。

相手の物理火力下げを意識して鬼火を採用。
鬼火の定数ダメージで落とすことも意識して
回復ソースとして食べ残しを持たせた。
耐久するにあたって相手の回復アイテムが重いため
叩き落とすを採用。
エクスレッグの先制技対策やテラスタルの様子見のため
かつゴーストタイプが少なく透かされにくい環境であるため
猫騙しを採用。
残り1枠は交代技を考え
交代先の起点作りを加速させる捨て台詞と迷ったが
・ガオガエンは攻撃に多く振っている
・虫技のため抜群を突きやすい
・ドドゲザンの負けん気発動が怖い
この理由から蜻蛉返りを採用。

マスカーニャ (草・悪)
テラスタイプ: フェアリー
特性: 変幻自在
性格: 意地っ張り
持ち物: こだわりスカーフ
努力値: 151-178(252)-90-*-91(4)-175(252)
技: じゃれつく 蜻蛉返り トリック ローキック

マタタビ

ランクマで使ってた子を再育成。
めちゃくちゃ足が速い。
ミラー意識でASぶっぱせざるを得ない。
テラスタイプは最強タイプのフェアリー。
悪タイプといえば害悪構築なので
その対策にこだわりトリックするためにスカーフを持たせた。

技構成は露骨な悪タイプ対策の
フェアリー・虫・格闘タイプ技。
ローキックはレギュHで素早さ操作が強いことに気づきはじめたため採用。
後続が同族の場合の素早さ下げも意識した。
けたぐりとかわらわりと迷った。

ドドゲザン (悪・鋼)
テラスタイプ: ゴースト
特性: 負けん気
性格: 意地っ張り
持ち物: 突撃チョッキ
努力値: 197(172)-195(180)-149(68)-*-106(4)-81(84)
技: アイアンヘッド 不意打ち 瓦割り 空元気

きるみ(アローラ出身)

レギュHで大活躍してるドドゲザン。
S: 無振り60族抜き
あとはなんでこう振ったのか覚えてないが
HBは特化ガオガエンのフレドラを最大乱数以外耐え。
残りを火力に割いた。
テラスタイプは格闘技意識のゴースト。
ドドゲザンの弱点は格闘・炎・地面。
格闘技は悪タイプと弱点が一貫するため
サブウェポンとして持たせやすく
警戒が必要である。
一方で炎・地面技はタイプ一致で技を打てるポケモンの火力が足りなく
またドドゲザンくらいにしか刺さらないため
採用されにくいと判断し
ゴーストタイプを選択した。
悪統一のためゴースト・悪技が採用されにくいので
弱点が突かれにくいのもある。
基本弱点を突かれなければ大抵の技を耐える
ドドゲザンへの絶大な信頼があった。
サザンドラのメインウェポンの悪の波動と流星群、
サブウェポンにありがち
かつフェアリーに弱点をつけるラスターカノンを
ドドゲザンは半減できるため
サザンドラなどの特殊アタッカーに
適当に後投げする要員。
不意に来る可能性のある
気合い玉持ちサザンドラを警戒したのも
ゴーストテラスの一因である。

技に関してはタイプ一致のアイアンヘッドを採用。
高速ポケモンに鈍足ポケモンが一矢報いるために
不意打ちを採用。
基本全攻撃技になりそうな
悪ポケモンのラインナップも採用の決め手となった。
悪タイプへ弱点を突く瓦割りを採用。
ガオガエンの鬼火対策に空元気を採用。
徹底的にガオガエンメタを張った。

サザンドラ (悪・ドラゴン)
テラスタイプ: フェアリー
特性: 浮遊
性格: 臆病
持ち物: こだわりメガネ
努力値: 167-*-111(4)-177(252)-110-165(252)
技: ラスターカノン 流星群 ハイパーボイス テラバースト

サンノミヤ(いい名前が思いつかなかった)

イッシュ統一や三人組統一で大活躍しがちな子。
ミラー意識で最速。
強そうなテラスタイプは毒・鋼・フェアリー。
毒タイプは悪タイプの弱点3タイプを半減でき
悪統一であることからエスパー技が採用されることはないので
浮遊のサザンドラは弱点なしになるのだが
サザンドラミラーの際に
ノータイムで流星群を選択されることを考えて
サザンドラの耐久を信用していないので
等倍では受けきれないと予想して
流星群を無効化できるフェアリータイプとした。
物理受け環境で特殊技ゴリ押しが強いため
持ち物はこだわりメガネを持たせた。

フェアリー4倍弱点でフェアリータイプを呼びやすいため
鋼技で弱点を突けるラスターカノンを採用。
適当に打って強い流星群を採用。
不意に悪タイプへ弱点を突くために
フェアリーテラバーストを採用。
身代わりオーロンゲや
身代わり悪巧みサザンドラへの対策として
音技のハイパーボイスを採用。
結果的に鋼タイプを舐めまくった技構成となったが
格闘技持ちが多い環境で鋼テラスは切りにくいであろうと考えた。

ゲッコウガ (水・悪)
テラスタイプ: 水
特性: 激流
性格: 臆病
持ち物: 気合いの襷
努力値: 147-103-87-155(252)-92(4)-191(252)
技: 波乗り 水手裏剣 カウンター 颯返し

クワトロ(にゃむ)

数少ない特殊アタッカー枠。
前日夜に捕まえたばかり。
ミラー意識で最速。
カウンターのために残りは特防へ振った。
テラスタイプは火力増強のための水。

物理環境であるため襷カウンターが刺さると思い採用。
ゲッコウガを見て襷カウンターはなかなか警戒できない読み。
襷発動後に激流火力をお見舞いするべく
先制技の水手裏剣を採用。
ハイドロポンプの外しを恐れて
メインウェポンを波乗りにした。
エクスレッグの出会い頭への意識や
襷ポケモンへの先制攻撃による突破を対策して
颯返しを採用。
二度と出会い頭できない体にしてやることが目的のため
物理に火力を割くことは考えなかった。

大会を終えて

パーティを組んだときは
この6匹がほぼスタンダード構築なんだろうなと思ってたので
同じポケモンの多いパーティを見て
ちゃんと環境予想できてたんだなと思いました。
全く同じ並びの相手がいたのも嬉しかったです。
その中でも意表を突いて
相手の対策を上回ることを意識したので、
ガオガエンの上からドドゲザンが攻撃をした瞬間や
アタッカーに見えないオーロンゲで相手を倒した瞬間は
大興奮でした。

しかし、ゲッコウガの襷カウンターは一度も出来ず
ステロ撒菱で襷が潰されることも多く、
またエクスレッグに颯返しを透かされたり
そもそもエクスレッグと対峙しなかったりで
ゲッコウガはただの激流アタッカーになりました。
サザンドラのハイボやドドゲザンの空元気は打つ機会がなく
マスカーニャは活躍すらできませんでした。

普通に全技を等倍以上で打てる色眼鏡エクスレッグが強く、
負けた試合は
物理受けのはずのオーロンゲが吸血の養分になったり
フェアリーマスカーニャが吸血の養分になったり
エクスレッグに泣かされたものばかりでした。

身代わり小さくなるHBハリーマンには
ガオガエンが為す術なく完封され
身代わり貫通技や必中技が
もっとあってもよかったのかと思わされました。
ハリーマンの弱点が地面のみで
地面技では身代わり貫通できない
かつ必中技で持たせやすそうな
ドゲザンやトリックフラワーは
ハリーマンのタイプで半減できるため
実は環境で一番強いのはハリーマンだったのかもしれません。
素早さも毒タイプ統一組んだときに見て
確か85族だったので
環境の中ではだいぶ速くて厄介ですね。
威嚇もあって物理環境では無双状態かも。
リストには一回入れて
自分で使ったときに弱すぎるイメージがあって
消してしまったので
完全にノーマークなところから来てしまった感じです。

テラスタルはゲッコウガかサザンドラに切ることが多かったです。
相手もサザンドラに切ることが多く
フェアリーサザンドラに対面することもあって
気まずかったです。

これはめちゃくちゃいいパーティ組めたぞと
とても自信があったのですが
実際にエクスレッグと対峙すると
エクスレッグは机上より強く、
ハリーマンにも弱いパーティであったので
完璧なパーティは組めないんだなと再認識しました。

ただ最近活躍の機会が多かった
ドドゲザンやサザンドラが
期待通りにしっかり活躍してくれて
とても楽しい大会だと感じました。

タイプ統一杯ってめちゃくちゃおもしろいですね。
自分は氷統一について考えてたのですが
なかなか強い複合タイプがいなさそうな感じがして
ゴーストや悪はゲーム性が高くておもしろかったです。
あとはマスカーニャとかガオガエンとかサザンドラとか
どこかカリスマ性を感じるタイプでもあります。
いろんなタイプ統一杯の環境を覗いてみたいものですね。

(景品の色違いヘルガーがもらえたらここに写真を載せたい)

おわり

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