苦しい時こそ近くを見る
難病で寝たきりの私は、
病気が治ってからやりたいことに目が向いた時は、決まって『今』苦しむ。
なぜならば、『治ってからやりたいこと』は『今できないこと』ばかりだから。
寝たきりで動くこともできないのに、旅行に行くとか、自然を観に行くとか、『起き上がれて、動けて初めてできること』が夢だから。
今を見てみると、座ってご飯も食べれないのにも関わらず。
今やりたいことに目が向いた時は、生き甲斐を感じる。
なぜならば、『今できること』だから。
だから私は、苦しくなった時は、
いつも遠くを見るんじゃなくて、できるだけ近くを見る。
1番近くを見る。
近くには見落としていた、きらめきや、気付き、見失いかけていた夢や、情熱、希望がたくさんある。
しかし、これらは一箇所にはなくて、
ほんの少しの『欠片(かけら)が色んなところにある。
簡単には気付かれない場所に隠れている。
『ほら!見つけてごらんよ!』と言わんばかりに。
私は、かくれんぼのときのように、それらを懸命に探す。
見つけた時、それらは光を放ち、輝き出すのだ。
『やっと見つけたね!』と言わんばかりに。
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