プロ演奏者の使うハイエンドなハーディーガーディー、集めてみました
私はシンプルお値打ちの初心者向けハーディーガーディー量産モデル(NG Basic)で日々演奏練習をしているのですが、ハイエンドのハーディガーディの装備と相場を一度ざっくり把握してみたかったので、いろいろな演奏者の使っている楽器(&わかるものは大体の値段の目安)をメモしてみました。
ハイエンドの楽器=定評のある職人による制作。弦数が増える(共鳴弦も追加)、カポ、ピックアップやマイク&アンプなど追加装備もいろいろ。キーボードやハンドルなどカスタマイズする場合もあり。
現代のハーディーガーディー楽器職人によるハイエンドのプロクラスの楽器は5000ユーロくらいから購入可能。10000ユーロを超えるカスタマイズされた特製の楽器もある。(完成まで待ち時間が長いという噂も…)
最新技術を取り入れた現代のモダンなハーディガーディがある一方で、18-19世紀のアンティーク(レストア済み)の楽器や、歴史あるデザインを踏襲した古典風楽器も存在する。
Patty Gurdyさんのトレードマークともいえる緑のガーディー(初期版)はWalter Simonsさんによるもの、約5000ユーロ。
2018年版の新しいガーディーもWalter Simons製。18弦(メロディ4弦)のカスタム。
2019年版のカーボン+木の21弦ガーディーはWolfgang Weichselbaumerさんによるもの。
Annie Hurdy Gurdyさんの新ハーディーガーディーはWolfgang Weichselbaumerさんによる特製カスタムモデル。カーボン製。約12000ユーロ。
ロシアのプレイヤーAndrey VinogradovさんのハーディーガーディーもWolfgang Weichselbaumerさんによるもの。Violaモデル?
フランスの鬼才ヴァランタン・クラストリエさんはWolfgang Weichselbaumerさんと新しい楽器を実験開発している。(ハンドル半径を変えられるメカニズムなど)
エレクトロでロックなGuilhem Desqさんのハーディーガーディーは父親の楽器職人Daniel Frouvelleさんによるもの。ドラゴン型ガーディーのベースモデルの参考価格6500ユーロ。
Anna Murphyさん(元Eluvetie、現Cellar Darling)はSebastian Hilsmannさんのハーディガーディ。8:14あたりから登場するHilsmannさんのエレキガーディはとても頑丈でメタルの激しいライブでも大丈夫という評判。
フォークメタルなMichalina Malisz(元Elveitie、現LYRRE)さんは自分の楽器制作プロジェクトチームMM Instrumentsの楽器(カスタムメイド)を使用。MM Instrumentsは初心者向けモデルAplo(1500ユーロ)、初心者+中級者向けモデルSaphona(2700ユーロからカスタマイズ可能)も出している。Michalinaさんが調整もしているので品質に定評あり。
ジミー・ペイジ&ロバート・プラントのツアーにも参加した伝説的プレイヤーナイジェル・イートンさんがここで弾いているのは父親の楽器職人クリス・イートンさんによる特製のダブルキーボードモデル。
ナイジェル・イートンさん、こちらはPajot Jeune(1848-1926)制作のアンティーク。
ハーディーガーディーを教える動画をたくさん出しているSergioさんが使っているのはSedo Garciaさんのリュートモデルで5000ユーロ。
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