2023年に思う
年が明けて、冬から春へ、冷たい風のなかに春の気配が少しずつ色づいてきている。まだ寒いけど、春の気配、春をふくんできている。
今年は、この4年間ほどずっと探り続けて寄り道ときどき迷子になりつつも、ようやく見えてきた踊りのかたちを上演しようと思います。
”メル(Mer)”という名前から”ホシノメグミ”へ。
もう前の名前では納まらず、新しくも自分の身体により近しくなった名前に移行するまで、4年ほど。
変化するごとに、自身の身体の感覚に近しくなってきている。
私の身体というよりも、身体と私という意識は別々にあり、所有関係にならない。授かった身体を私という意識が追いつけるように。より動きやすく、素直に。
変化の時にちょうど名前が変わり、名前を変えて、舞踏という名前からも離れて。その変化の過程は誰にも伝わらずとも、必要な時期でした。動いていないようでずっと動き続けたひとつの結果、過程を今年はオモテに現れます。
この1年間、上演しながら育みましょう。
灯りをともしながら巡るように、踊り巡ります。どこかでお会い出来ましたら、その場に触れてみてください。
楽しみを灯して心待ちに、励みにします。
今年一年もまた、
どうぞよろしくお願いいたします。