【星の時刻表】11月16日獅子座下弦の月~険しくとも、前に進む
※海部舞の星読みをご覧いただきありがとうございます!
来月より、海部舞の星読みは基本的に全て有料マガジンに投稿していきたいと考えています。
11月の16日の下弦の月と24日の新月、30日の上弦の月までは無料です。
有料マガジンになったら、その月の星の流れ、新月、上弦、満月、下弦、その他特別な星の動きについて、月に最低5記事は掲載していきたいと思います。
スタートしたらまたお知らせしますので、その時はぜひご覧ください。
獅子座下弦の月の星の流れ
11月16日22時28分 獅子座で下弦の月です。
下弦の月の星の配置は、1週間後の新月まで影響します。
また、月と太陽は「手放し」を促す配置を形成し、次の新月があらわすスタートのための準備をする段階となる1週間です。
運命的な転機になり得た蠍座の季節
先週の満月は皆既月食を伴い、その更に前、10月25日の蠍座新月は部分日食を伴っていました。
「食」というのは、月と太陽の軌道が交わるポイントに関わり、そこは人の魂が出入りするアナのようなもの。ここまでの3週間で、運命的な変化や魂的な出会いを体験した人も多かったのではないでしょうか。
今ははっきりとそれがわからなくても、あとになって「あの時のあれが大きかったな。転換点だったな」といえるようなことがきっと起きているはずです。外からはわからなくても、内側で何かが変化した人もいるでしょう。
10月23日から11月22日までの蠍座の季節は、木々が色づき、果実が実りますが、それは命の継承をあらわしています。蠍座は死と再生の星座とされますが、それは、晩秋の、木々が枯れて死に向かうと同時に、次の命を宿らせて命を繋ぐ一連の姿から理解できます。
この季節の運命的な転換というのも、今までわたしたちが命を費やしてきた何かを終わりにして、新しい志を立てるようなこととして現れるように思います。
もしくは本当に、妊娠や出産、結婚、身内の死など、命の連鎖の体験をする(した)かもしれません。
また、悪縁は切れる流れですので、離婚や離縁を体験した(する)人もいるでしょう。
下弦の月の星の配置
そんな蠍座の季節も終盤の下弦の月です。
星の配置を見ると、とても言語化しにくいのです。
厳しい思いをする可能性や手放しはあるけれど、強烈な豊かさや恵みもある。
例えば、「このままでは生活が厳しいな」とか、「世の中の流れとしてもうこのままではダメなんだな」などと重苦しい気持ちになる。
ですがその打開策として、「よし!こんなことができるかもしれない!」「もっとこうしてみよう!」と考える。
そうして、新たな可能性や希望が開かれたり、自分の想いにフィットした新たなことを成していくきっかけや決意を得る。
蠍座の終盤エリアにある太陽、水星、この下弦の月の直前に射手座に移動した金星などが、魚座の終盤にある木星や海王星と調和していて、「まだまだやれるよ!」と応援してくれているような、心を尽くしたいことに向かわせてくれるような印象があります。
同時に、山羊座の終盤にある冥王星が効いていて、自分の本質や深い願いに気づかせ、今後の方向性へと確信を与えてくれます。
世の中が閉鎖的だったり、多くの人の経済状態や社会的な状態が厳しくなったりはありますが、それでもまだやれる、頑張ろうと思える、そんな印象のホロスコープになっています。
私生活や暮らしに厳しさを感じ、心がシビアになっても、結局は踏ん張れる。
そして、前向きに、変化を受け入れられる時です。
サビアンシンボルからのメッセージ
※12サインの1度毎の度数を詩的に表したものです。星の舞式サビアンシンボル事典より
月は獅子座の25度で「砂漠を横切る大きなラクダ」。月も太陽も25度にありますが、これはそれぞれのサインの完成点のピークであり、結晶化された度数です。
ラクダは自力で砂漠のような不毛の地を超えて目的地に到達する力を持っています。
・孤独を恐れず目的に向かって進む力がある。
・物事を進めるための万全な準備。
・不屈の精神で困難を克服し、自力を養う。
・自分の中に物事を成し遂げるための全てを持とうとする。
・未知の新しい体験に飛び込む決意。
・困難な課題や新しい試みを通して、耐久力を持つ。
先ほどまでに書いた星の配置から読み取ったことと重複しますね。
月はその人自身をあらわす1ハウスにあるため、自分らしい道を改めて問い、何かを決意し、準備をしていくことになります。
太陽は蠍座の25度で「X線」というシンボルです。
通常では見えないような深層にあるものを見る力を象徴する度数で、
・洞察力を鋭くし、全体的に物事を観察する。
・冷静で判断能力に優れる・
・個人の内なる衝動について、心の構造にさかのぼって考えることができる。
・人の構造について科学的に分析して研究する。
・人が直面している問題の背後にある原因を分析し観察する。
この太陽は自分の心の基盤や家庭をあらわす4ハウスにあるため、分析したり深く見るのは自分自身の内面や家族のことになりそうです。
今後の星の流れから
下弦の月の直前に金星が射手座入りし、17日には水星も射手座に移ります。
この辺りで気持ちがかなり軽やかになりそうです。
未来への希望や決意ということを書きましたが、そのための行動力や前向きな心が今週の後半ははっきりと生まれてきます。
8日の月食前後で体調を崩された方も多いようですが(我が家も体調を崩していました)、体調面も大丈夫になり、年末年始に向けて忙しくなる一方で、クリスマスなどのイベントを楽しもうという気力が湧いてくるでしょう。
22日には太陽が射手座入りし、24日は射手座で新月が起こると同時に木星が逆行を終了します。
射手座に移る前後の星々と木星が調和しあっていて、前向きで明るい気分になることが出来そうです。今月末にやりたいと思ったことは広がりを持っていきそうですから、ぜひチャレンジしてみてください。
それではまた、24日の新月にお届けします。
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