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娘とのカナダ旅②カナディアンロッキー ヨーホー国立公園編

7月2日 ヨーホー国立公園へ


この日は早朝出発で、レイクオハラからレイクマッカーサーへのハイキングでした。
朝のバンフは想像以上に寒くて、娘の冬服や厚手の服をすべてダンボールに詰め込んでガムテープでぐるぐるにしてしまったことを何度も後悔しました。

とはいえすぐに気温は上がるだろうということで、薄手のジャンパーの中に長袖のシャツという装備で出発。

この日だけは、べるとらさんでみつけたガイド付きのツアーにしました。
というのもこの場所は入場制限もあって、自力ではなかなかいけない場所。

私たち母娘にガイドさん1人のツアーとなりました。
ガイドさんはマサトさんというわたしより少し若いかな?という男性。
バンフには3年前に移住したそうです。

かなりいろんなことを教えてもらえて、最初にガイドさんをお願いしたのは正解だったなと思いました。



秘境中の秘境

そして、この場所、「予約がとれたのはかなりすごい!みんなに自慢できる!秘境中の秘境です!」と言われました。
1日200人くらいしか入れないように規制されていて、集合場所からレイクオハラまでのバスのチケットの予約が世界中から殺到するのだそう。歩くとレイクオハラまで片道6キロで、そこを歩いてなんとか入る強者もおりました。

しかもこの日は雲一つない快晴!
気温も暑いと歩くのがきついし虫も増えるから、この日はその意味でも最高だったようです。蚊などがほとんどいなくて快適でした。

実はカナダに来るまでにETAというビザみたいなのを申請し忘れていることに中部空港で気がついてしまったり(なんとかその場で手続きが出来て間に合いました)、成田の着陸時に横風で機体が揺れて再浮上して旋回して…なんてことがあって恐ろしい思いをしたり、カルガリーのHeartz(レンタカーやさん)に国際免許を置き忘れてしまったり、いろいろとトラブル続きだったので、全てこのラッキーで回収されたと思いました(笑)

途中ごつごつしたところや狭いところはあったけれど、道中はそんなに大変でもなく、カナディアンロッキーはどんなふうにできたのか(昔は海中だった)といった話などいろいろと聞くことができました。


マサトさんと娘。娘がスニーカーなのを少し心配したけど大丈夫でした。若いしね。


余談かもしれませんが、面白かった話をいくつかご紹介。

松の木(ロッジポールパイン)ばかりが山に生えている理由

ロッジポールパインというのは、先住民がティピーを作る際の柱にしたのでその名がついたそうです。

ハイキングの出発地点だったレイクオハラ。こういう、湖、山!松!みたいなのが、カナディアンロッキーという感じですよね。


この松は、42度以上にならないと松ぼっくりが落ちないそう。だから、何年も木に松ぼっくりが残ったままだったりするようです。
それ以外で下に落ちているのはリスが食べた時だけ。

「さて、42度以上になるのはどんな時ですか?」とガイドさんに聞かれました…
「うーーーん。熱波??」なんて思いましたが…

答えは、森林火災でした。
カナダでは年間2000件の山火事があり、その半分は落雷などによるもの、半分は人間の火の不始末などによるものなのだそう。

山火事の熱波に乗って松ぼっくりが広がり、焼土の上に落ちて子孫を増やす。

私がバンフにいた時も火事がありました。

山火事で消防車出動してました


カナダの山火事でニューヨークが大気汚染、なんてニュースも聞きました。

環境破壊だと思っていたけど、むしろ山火事によって維持される生態系というのがあるんだな、と思いました。

その後もカナディアンロッキーをドライブする中で、あ、火事があったのかな、という場所をいくつも見ました。

100年で1ミリずつ大きくなる苔

それから、カナディアンロッキーの岩は花崗岩が多いのですが、そこに苔が生えます。
けっこうびっちり生えているところもあって、その苔は普通の苔のイメージと違う。指でぐりぐりやってもとれない。

手前の岩に緑色の苔が生えているのお分かりだろうか


この苔は、100年で1ミリずつ育つんですよ、と聞いて驚愕。


ピーピーと鳴くチビウサギの「ピカ」

カナディアンロッキーにはリスがたくさんいるのですが、リスくらいの大きさの小さなウサギもいます。
ピーピー鳴いて、ピカチュウのモデルにもなっている(?)といわれるピカ。絶滅危惧種だそうです。
色が岩と同系色でよくわかりません(笑)

頑張ってズームしたけどこれが限界😂

この日はすごくたくさん見ることが出来て、これもラッキーだと言われました。

さて、朝9時頃にスタートし、片道2時間のハイキングの先にまっていたのは、真っ青な湖のレイクマッカーサー。

カナディアンロッキーで最も美しい湖のひとつ
さらに近づいていきます

この日は最高の青で迎えてくれて、ガイドさんもここ2年くらい見てきた中でも最高と言ってくれました。

写真だとどうしても感動が薄れますが…それでもこの絶景。

夢みたいです。

しかもここで、ランチが出来ました♡

最高すぎるピクニック
青すぎる。85mもの水深があるので、青色しか反射しないようです。
水の深さで色も変わる。奥の氷河は小さいように見えて30mの厚みだそう


とっても幸せな時間でした。

この後宿には3時ごろ到着。
レイクルイーズ村にあるホテルを2泊とりましたが、ビレッジの中の「OBENTO」と書いてある日本食のお店でテイクアウトしよう、ということに。
娘はとんこつラーメン。わたしは牛丼みたいなのを購入。
しかしやっているのは日本人じゃなかった。最悪なことに、ご飯がちゃんと炊けていない。なぜこんなにまずく炊くことができるんだ?という状況のお米。ほとんど食べることなく捨ててしまいましたww

この日は睡眠時間が3時間くらいしか取れていなかったので、16時から19時くらいまで昼寝(?)。
夜も特に食事など行かず、翌朝のレイクルイーズ散策に向けて早めに寝ました。

カナディアンロッキー観光、いっぱい歩くのに食事が美味しくないおかげで、ダイエットに最高でしたw(笑)

続く

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