土星が個人のハウスに与える影響について1~6ハウス編
先日の、30年前の魚座土星時代からの考察の記事、大変反響をいただき、マガジンも多く購入いただいてありがとうございました!
今回もマガジンに収める記事第4弾です。今月中に7記事以上配信します。
空の土星がわたしたちに影響するテーマを読む
空の、特に動きの遅い星々は、個人に対して様々な影響を与えています。
空の天体と出生天体との配置を理解するにはなかなかの専門知識が必要ですが、最小限押さえてほしいのは、土星と木星が自分のホロスコープのどのハウスにあるか、です。
土星ならば1つのハウスに2年~3年(個人のハウスの幅にもよる)滞在しますし、木星ならば平均して1年間滞在します。
木星のハウスについての過去記事こちらです ↑
土星は、制限や責任、忍耐を表し、滞在する2~3年間、個人のハウスがあらわす領域に影響を与えます。この記事では、トランジットの土星が個人のハウスに与える影響について説明します。
長くなってしまったので、今回は1~6ハウスまで、次回、7~12ハウスまでを書いていきます。
該当するハウスをお読みください。
土星が自分のどのハウスにあるかをみつけてみよう
まず、この読み方は、出生時間がわからないと読むことができません。
ハウスは地球の自転に関わり、生まれた時間や場所が大きく影響しますので、正確な出生時間の情報が必要になります。
ご自身の出生時間も含めて出生情報が分かる方は、星の舞のホロスコープ算出サイトなどでご自分の出生図を作成してください。
さて、ご自身のどのハウスに土星が入っているかわかりましたでしょうか。
魚座(♓)の頭のところを見てくださいね。
上はわたしの例ですが、星座の切り替わりの線(一番外側の二重線。黄道12星座の記号が書かれている部分)とハウスの切り替わりの線(真ん中の小さな○から放射線状に出ているもの)は別ですので、ごっちゃにならないように注意しましょう。
土星はひとつの星座を2年半ほどかけて移動しますので、わたしの場合だったら、既に4ハウスの真ん中を超えたところなので、4ハウスの課題は1年半くらいやってきたところ、ということになります。
あと1年もしたら、土星は5ハウスになるので、5ハウスのテーマに移動していきます。
人によっては、あるハウスに入ったばかりだったり、わたしのようにちょうど真ん中くらいだったり、ハウスのテーマが終わりかけている人もいると思います。
土星は魚座に入ったばかりだけど、ハウスはまた別なんですよね💦ややこしいですが。
魚座を含んでいるハウスは、目に見えないものとのパイプが太い領域
ただ、解釈をしていく際には、これから3年弱魚座を運行する土星が、わたしたちのこのハウスにある、というニュアンスが足されていきます。
また、出生図の魚座のハウスのテーマは、目に見えない領域と繋がりやすい、とか、目に見えないものを扱う、ということになります。
また、魚座が入っているハウスは、そのハウスのテーマでイマジネーションを鍛えたり、目に見えない領域のことに関心を持ったりする人である、ということになります。
わたしの場合、4~5ハウスに魚座があるので、子どもを通して心のことに興味を持ったり、家の中で想像力を膨らますとよかったり、児童発達支援の学びをしようとしているのも、5ハウスの子ども、家族がきっかけになっているので、なるほどなと思います。
5ハウスは楽しみや喜びのハウスでもあるので、目に見えない領域のテーマを扱うのが楽しい、嬉しい、ということでもあります。
空の土星がハウスに与える影響
トランジットの土星はそのハウスに入ると、およそ2年半かけてそのハウスをメンテナンスします。メンテナンスというのは、不要なものは手放しをさせて入れ替えて、その後30年近く続く基盤を作り上げてくれる、ということです。
土星は2周するタイミングで58歳ですから、社会的なピークの時期に土星がこのハウスを通るのは人生に1度きりとなりますので、土星の周期はしっかりと生かすことが大切です。
なので、土星がそのハウスにあると、そのテーマでダメになるものもあります。例えば土星が7ハウスに入ると、人間関係の整理が進むため人との別れや手放しも増えます。しかし、この期間を乗り越えたパートナーシップや人間関係は、その後長続きするものとなる、ということです。
土星からのメンテナンスはけっこう長い期間続きますので、ぜひ知っておきましょう。
星の舞式未来予測事典をお持ちの方はそちらの172~174ページの表に詳しく記載があり、今回も内容的に重複する部分があります。
それではトランジットの土星が入っているハウスが確認できましたでしょうか?具体的に見ていきましょう。
今回は1~6ハウスです!
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