【カナダ中学留学】カナダのクリスマスと冬休み。そして人生へのインパクト
カナダのアルバータ州にある公立中学に留学中の娘のことを最近書いていなかったのですが、娘、元気にやっています。
娘が年末にインスタを始めたため、お互いの発信を見るのが楽しみな反面、家族のことを書きにくくなりました(笑)
カナダのクリスマスと冬休み
カナダでは、クリスマスごろからずっと冬休みで、さすがに冬休みは退屈だった様子。田舎過ぎて、遊びに行こうにも南信州の方がまだ遊ぶところがあるのでは…という感じらしい。
なのでわりと家にこもって、日本のジブリとかを改めて見たり、本をいろいろ読みたいからkindleで送ってほしい、などとリクエストされていました。
日本でも寒波だったクリスマスの前後は、娘の暮らすエリアもー40度近くにまで下がって、さすがにえらいこっちゃで学校も休んだりしたそうです。
今は0度前後まで上がっているそう。
ホストファミリーにも可愛がってもらって、ホストマザー(60代)やその娘さんからたくさんクリスマスプレゼントをもらったそうです。
娘が通っているのは公立だけどカトリック系の学校なのですが、ホストマザーはそこまで信心深くもないのか、クリスマスでも教会にはいかなかった様子。
また、12月にはエドモントンにある世界最大級のモールで遊んだり、アイスホッケーの試合を見たそうです。
カナダの国民的スポーツのアイスホッケーを生で見る体験は面白かった様子。
今週から娘の方も学校が始まって、さっきの電話でも宿題などをしているのが見られました。
ミュージカルショーに出るらしい
娘の通う学校はアートに特化したクラスがあるから娘に合うだろうという理由で教育委員会が決めてくれたのですが、あいにく娘の好きなダンスやピアノがやれる環境ではありませんでした。
ダンスのクラスはあるのだけれど、そこに入れなかったと、とても悲しんでいました。
それで、教育委員会の留学生担当の人が、春にやるミュージカルに出てはどうか、と声をかけてくれたのですが、その舞台もまた、「こんなのダンスじゃねーよ(# ゚Д゚)」という動きしかやれない、と言ってがっかりしていました。こんなダンスでも何でもない動きの練習を週に2回もやれるか!と怒っていましたが、結局続けることにしたそうです(笑)
そのためダンスはどうしてもやりたいといって、ヒップホップの教室に通っています。
3ヶ月で200ドルくらいで、週に1回くらいの練習だったかな。
どんな踊りをしているのか気になるけど、全然知らないです…
小5からやっていたピアノは全然やる機会がないみたいだけど、日本に帰ったらどうするのかな…
英語力の状況
英語に関しては、リーディングの能力が爆上がりした自覚があるようです。英語のいろんな小説を読むようにしているといっていました。
スピーキングでは「[ r ] の舌を巻く発音をちゃんとしないと伝わらないけど、うっかり舌を巻き忘れる」と言っていました。
英語で学ぶ、を頑張ることが出来ているし、愚痴も聞かないので、本人が自覚する以上に伸びていることは間違いないんだろうと思います。
その他成長したと感じること
娘はまだ14歳だけど、カナダに行って毎朝食とランチを自分で準備して、たまに夕飯も作っているみたい。時々料理のしかたを聞かれる。
あとはなるべく友達と遊ぼう、友達をつくろう、という意識を持っていて、友達と映画を見に行ったり、友達の家に遊びに行ったりしているようです。
ある時に行った友達の家が、ひどく汚くて、泊まる予定だったのを、「ホストマザーに呼び出された」と嘘を言って逃げ帰ったといっていました(笑)
ホストファミリーの家はすごく綺麗だけど、あれがカナダの標準ではなかったんだね。
ホストファミリーが「あたり」だった幸運✨
とにもかくにも本当にいいホストマザーで娘を可愛がってもらっていてよかった!
こんど韓国からの留学生が一緒にホームステイすることになるそうで、同じ学年で一緒に学校に通うらしいです。
以前はメキシコ人のひとつ下の学年の女の子がいたけど、その子が食べ物の好き嫌いが多すぎたり、夜中でも大音量で歌って踊ってとするので、揉めることが多くて他のホストファミリーのところに移って、その後はスペインのJKが来ていたのですが、毎晩遊び歩いて外食をしているらしい(笑)
娘は、今もどちらともうまくやっているみたい。
「いろんな留学生がいるね、あなたはいい子だから日本人の評価をあげたね。でもあなたレベルのいい子は日本にもなかなかいないけど」と親ばか発言をしたら、ホストマザーからも「My dream child(理想の子ども)」と呼ばれている、とのことでした(笑)
韓国から新しい子が来る代わりに、スペインの子は同じ高校生の友達と一緒のところに移動するのだそうです。
けっこう出入りが激しいのね。
将来のことを考え始めた娘がまぶしくて、娘が羨ましい母
娘が最近学校の宿題でも将来の職業選択についての課題があったようで、「自分の将来の職業選択の可能性を広げるためにカナダに来たけど、そろそろ何か目標をつくりたい」みたいなことを言いだして、最近、ある職業を口にしました。
うちの子どもたちは自分の将来の夢をあまり口にしないし、娘に関しては初めてじゃないかな?という出来事です。
保育園や学校で「将来の夢」を書かされた時も、「かっこいい大人になりたい」みたいな抽象度高めの夢を書いていたし。
息子も「好きなことを頑張れる人」とかそんな感じ。
なので、娘が具体的な職業を口にしたのは初めて。しかも、そんな職業よくみつけたね?普通中学生知らないよ?という感じの(笑)
旦那にもすぐに報告(笑)
今描く将来像がそのまま現実になるとは思わないけれど、その将来像が留学したからこそ得られたセルフイメージでありビジョンだなぁと感じたので、個人的にはとても嬉しかったです。
それが可能なのか、本当にやりたいのか、というのを考えるために情報を集めるだけでも価値のあることだと思います。
娘の留学は、わたしが叶えられなかった願いの押し付けのようにも感じていたけれど、娘がしっかりと自分の意志で努力して、自分の心で考えて成長するさまを見て、純粋に今は羨ましい。
わたしは高校1年生の時に、いつか海外で学びたいと思って、そのためにお金が必要だからとバイトを始めた。しかし高校生がコンビニでバイトをしたところで、小遣い程度にしかならなかった(´;ω;`)
しかも留学って、語学学校なのか何なのか特に決めてもいなくて、大学に行くと決めたのが高校2年の冬。
高校の進路指導の先生には、日本の大学から短期留学くらいにするのが妥当じゃないかといわれ、それもそうかと日本の国立大に行き(しかも1年留年)、大学じゃ遊んでばかりでまともに学ばず、短期留学よりもバックパッカーになってあちこち遊び歩き、卒業するころにはしっかり大学で学んで語学力のあった子たちと就職先の差が大きく開いた。
そういう自分の苦い経験から、
・遊ぶくらいなら大学に行くな
・いきなり海外大学はハードルが高すぎて、地方で普通に生きていたら選択肢には入りにくい。一度可能性を広げる意味でも中学で留学するくらいがいい
・女の子は中途半端に日本でキャリアを積んでも、妊娠出産でたいてい挫折するから、世界で働ける人材になるか、諦めて低い生涯年収と家事育児の大部分を負担する人生を選ぶしかない。それか専門職なら強い。
等ということを学んだのでした。
でも逆に、地方でそれなりの収入さえ得られれば、それなりに豊かにいい暮らしができるのも日本です。
日本は食べ物がおいしい、水も空気も美味しい南信州が好き。
家族関係もいいし子育てもやりがいがある。
だからいいのだけれど、娘のような体験を若いうちにしたかった、という自分の気持ちは、娘がその姿を代わりに見せてくれたところで癒されるわけでもなく、逆に羨ましいと感じるんだなぁという学びをしました。
今からでも海外生活ができる自分にならないと、きっと癒されないのだと感じます。
ASDのいっくんと一緒に母子留学もアリだなぁ✨
しかし世界大で将来設計を考えようとすると、選択肢が広すぎて混乱しますねぇ。
そして、頼もしい娘を見ていると、子育てってなんてやりがいがあって面白いんだろう、と思います。