【星の時刻表】牡羊座新月(金環皆既日食)~可能性が開いた先の居場所を見出すとき
4月20日13時13分ごろ、牡羊座で金環皆既日食を伴う新月です。
国立天文台の情報はこちらです
とてもレア!な「金環皆既日食」
今回の日食はなかなかレアな日食だそうです。
世界中のどこかでは必ず年に2~5回日食が起こりますが、日本で観測可能な日食が少ないため、実際にそんなにしょっちゅう日食が起こる印象はないかもしれません。
今回は地域によって見え方も変わる日食とのことで、そんなのがあるのだと初めて知りました。
金環皆既日食なので大きく欠けるのだと思っていましたが、日本では南のエリアでのみ、わずかに欠けるのが見えるようです。
牡羊座だから、赤道に近いエリアの方がたくさん欠けるのかなあ。牡羊座って春分点のサインで、赤道と黄道の交わるポイントに関係するので…(不明)。
占星術的な今回の日食のポイント
それはさておき、今回の日食、占星術的にいくつかポイントがあります。
1.今年2度目の牡羊座の新月であること
先月も、春分の翌日に牡羊座で新月がありました。
こちら ↑ の記事にもあるように、春分、牡羊座で2度の新月でしかも一度は日食、木星も12年ぶりに牡羊座にある、と、牡羊座があらわす「スタート」を強烈に強調していたのがこの1カ月です。
更に、春分図で木星が牡羊座にあり、アセンダントにあったりしたので、今年1年はずっとスタートしよう!チャレンジしよう!という空気ですし、日食の星の配置は半年は影響を与えるとされますので、ここから半年はこれから読む日食のエネルギーがずっと影響することになります。
とにかく何かをスタートさせることが強烈なテーマになるのがこの春ですから、既に何かをスタートさせて大きく生活や仕事などを変化させてきた人も多いでしょう。
2.日食は「運命的な転機やそれに伴う拡大」のエネルギー
日食や月食は、月と太陽の交点のそばで起こる新月や満月のことになります。
この交点のことを占星術では「ドラゴンヘッド」や「ドラゴンテイル」と呼びます。
今回は、ドラゴンヘッドのそばで新月が起こったゆえに日食になっています。
ヘッドはドラゴンの頭で登っていくほう。
テイルはドラゴンのしっぽで降りていく側です。
昇り龍なんて言ういい方もありますが、ドラゴンヘッドに重なるこの日食からの半年はすごい上昇力、拡大力を得ることができます。
また、運命や縁に強く関係するポイントでもありますので、この時期は運命的な転機、出会いなどがある可能性も非常に大きくなります。
牡羊座新月(金環皆既日食)のホロスコープ
ではホロスコープを具体的に見ていきます。
木星とドラゴンヘッドが重なる
まず大きなポイントとして、牡羊座にある木星と太陽と月、そして牡牛座の頭にあるドラゴンヘッド(ヘッドホンみたいなマークの記号です)が団子状に連なっています。
まず、新月というのは月と太陽が重なる1ヶ月弱に1度のタイミングですが、この新月は木星も割と近くで重なっているわけです。
木星が重なると、幸運や拡大を意味します。今年の星の流れとして超重要な牡羊座木星の「スタート」「チャレンジ」「行動」が更に強調され、それをすることがこの先の社会的な拡大や幸運に繋がります。
今、何かやりたいことがある人、チャレンジしたいことがある人は必ずそれをやってください。
また、もう一つこの日食を起こす原因となっているドラゴンヘッドは運命的な転機や社会的な拡大に関わることは先ほどお伝えした通りです。
木星とドラゴンヘッド、2つの意味で「拡大」が強調されます。魂が大きく成長し、大きなチャンスを獲得し、可能性が大きく開きます。
9ハウスに密集
今回は、これらの天体が9ハウスに集まっているため、9ハウス的なテーマがとにかく大切です。
・何かを学ぶこと
・海外に行くこと
・精神の成長
・専門性を高める
・広い世界に目を向ける
等といったことが重要になります。
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まさに9ハウスのテーマです。
運命を感じる方はぜひ♡
3年ぶりに東京と名古屋のリアル会場で開催します。平日はZoomでもやります。
話が脱線してしまいましたが…(笑)
わたしも大学院で学び始めたので、まさに9ハウスだー!と思ってます。
時代の変化に合わせて働き方を考え直したい、自分の専門性を高めたい、海外に出ていきたい!などといったことを考える人も多いでしょう。
とにかく学んだり体験したり、行動しながら、成長しようとする力がとても強くなりますし、そうあろうとする人の背中を押してくれるような配置だなと思います。
冥王星からの破壊と再生と土星からの社会的なサポート
また、先月末に水瓶座に移ったばかりの冥王星が、わりとタイトにスクエアという手放しの配置を作っています。
この特徴としては、
急激に手放しを促される か、
急激に新しいものが入り込む かのどちらかです。
不要なものはびっくりするような形で手放しが起こったり、
急にびっくりするものが自分の世界に入り込む。
そんなタイミングになります。
個人的には今のところピンときませんが、半年影響するので気にしてみてください。
これは出来事だけではなく、気持ちの面での変化の可能性もあります。
急に新しい目標ができる、
今まで頑張っていたことが急に無理になる、
など。
そして、冥王星ほどタイトではありませんが、土星はサポートの配置を作ります。
ですので、何かを辞めたり、何かを取り入れたりと大きな変化を起こしたら、その新しいスタイルが社会地盤になっていく、という感じがします。
もしくは、土星のセクスタイルって、コツコツ頑張る力、という感じもしますので、新しく始めたり、何かを手放して形を変えていくために、コツコツと頑張っていく力を与えてくれる、という感じもします。
影響する期間が短い場合はコツコツ頑張る、なんて読み方はあまりしないのですが、なんせこの新月は半年間影響が続くので、半年コツコツ努力するとすごい大きなことができる可能性もありますよね。
その他の配置から
あとは細かい根拠は書きませんが、この新月(日食)図から他に、こんなことも言えそうです。
・社会的な役割や目的、目標が大きく変化する
・考えが急に大きく変わる
・学びや人と関わることが楽しい
・家族、子ども、女性、地域社会などの小さなコミュニティなどで何か頑張るテーマが生まれる
などです。ざっと書いてしまっていますがこれらも重要です。
新月のサビアンシンボルより
そして、この新月のテーマを大きく表しているのはサビアンシンボルですね。
この新月(日食)の月と太陽は牡羊座の最後の最後の度数、30度にあり、「アヒルの池とその雛」というシンボルになります。
水に関わるので、潜在意識を象徴しますが、池というと何となく身近にある小規模のもの、という感じがします。
なので、池というのは「自分の器にあった範囲や場所」をあらわします。
池にアヒルが雛と一緒にいる様子が現れたシンボルですが、アヒルというのは野生のマガモが家畜化されたようなもので、たくさん産卵するそうです。
鳥は霊的な存在をあらわしますが、それがより身近なものである、ということで、池もアヒルも身近なもの、自分の領域に合ったもの、みたいなことになります。
そして、たくさん雛がいる、というところで、母性とか、可能性がたくさんある、とか、そういうこともあらわしているシンボルと言えます。
ということでこのサビアンシンボルのキーワードは
まとめ
牡羊座祭で、さんざんスタート!とかチャレンジ!といったことを強調してきましたが、いろんなことを試してみたり、ちょっと壮大な願いを持ってみたりといったことをし始めても、最後は自分はこれくらいで幸せだな、既にこんなことで恵まれているな、とか、これくらいなら無理なく叶うな、なんていうことに気がついていく。
そういう領域に最後は到達するのかな、なんて感じました。
とはいえ、先述したように冥王星からの手放しや急転換、木星やドラゴンヘッドの運命的な転機や拡大といった影響も受け取りますので、このサビアンシンボルのようには決して穏やかではないかもしれません。
自分にふさわしい場所、というのがチャレンジや時に何かを諦めたり手放しをしたりした末に分かるという意味なのかなっていうのをこの新月図ではすごく感じました。新しいあり方がしっかりと心にフィットして、自分にしっくりくる、とかですね。
それでは皆様、ステキな日食の新月をお迎えくださいね✭