【星の時刻表】魚座満月~心と現実を一致させるための揺らぎ
今月は8月2日に続いて8月31日の10時36分ごろ、2度目の満月です。
カレンダーと月の満ち欠けの周期(約29日)の関係なだけで占星術上は特に意味はありません。
逆行天体が多いため停滞感がある時期
現在の天の状況としては、24日には水星が、29日には天王星が逆行を開始していて、既に逆行中の金星、土星、海王星、冥王星していますので、現在6天体が逆行中です。
さらには、9月4日には木星が逆行を開始し、同日金星は順行に戻ります。
しばらくは逆行天体が多くなりますので、物事の停滞感があるかもしれません。進みにくい点はありますが、どんと構えて準備をしていく期間だと認識すればいいでしょう。
スーパームーンの満月
この満月、わたしも先日知ったのですが、スーパームーンです。月が通常よりも大きく見えます。
月の軌道上で最も地球に近づいて見える満月になります。
昨日、子どものお迎えの時に西の空を見たら、既に満ちていく満月がかなり大きかったです。
月の近地点に一番近づくのは31日に日付が変わってすぐの0時50分ごろだそうです。
さて、スーパームーンは物理的に地球に近いところで起こる満月、ということで、実際にこの満月は私たちの感情をわりと揺らすのだろうなぁと感じます。なので、星読みも熟読して参考にしてもらえると嬉しいです。
不安と向き合い、「居場所」を整えなおす
この満月は、そばで土星が光っているのが見えると思います。
満月の瞬間の星の配置と合わせてみると、この満月からのおよそ2週間は、「居場所を整えなおす」ことがテーマになりそうです。
居場所というのは、仕事場と家庭です。
自分の社会的な役割が自分の気持ちや願いに見合ったものなのかを問い直すことが多くあるでしょう。
また、家庭の中で心乱されることも多いかもしれません。乱されるというのは、怒りではなくどちらかというと「不安」に近いかもしれません。
なんとなく「気持ちの整理」を推し進めさせられますので、自分が整えなおす必要があるマインド的な部分と暮らしの部分、社会的な役割の部分を見つめなおすことになります。
この夏、自分の新しい目標や社会的に目指す役割を見出した人が多かったのではないでしょうか。
その新しい方向性に向かって進んできたことと、上記の漠然とした不安や整えるべきことは同じ流れにあります。
大きなことを成し遂げるとか、本当に変えていくとか、より良く生きること全般のために、やれることというのは、どうしたって目の前のひとつ一つです。
自分が何をどんなふうに大切にして、どう生きていくかを問い続けていれば必ず、漠然とした心の揺らぎが生じて、その揺らぎと向き合い整理していく作業が必要になるのです。
人間関係においては新しい出会いや広がりの大きい時です。
火星がてんびん座に移ったのもあって、人前に出るとか、人と関わろうとする意識が強まります。
知識を伝えよう、広めようとする気持ちも強まる時ですから、今までよりも自分からなにかを発信しようとする人も増えるでしょう。
サビアンシンボルから
月は魚座の8度でサビアンシンボルは「ラッパを吹く少女」です。
このシンボルは情感的に人々を盛り上げようとすること、自分の呼吸と一緒に生命力を放出することなどをあらわします。
しかしながら、この満月は土星がそばにあるため、勢いよく打ち出したい気持ちがあるものの、外からどう見られるかを考えすぎてしまったり、それが果たせない現実へのフラストレーションとして現れやすいのではないかと感じます。
いずれにしても感情的になりやすい時期であると同時に、心の揺らぎや無駄を嫌い、割り切りたいと思う感覚とが拮抗するような揺らぎを感じる人が多いのではないかと思います。
太陽は乙女座の8度でサビアンシンボルは「最初のダンスの練習」です。
自己表現をする訓練をスタートさせることをあらわすシンボルで、
月も太陽も表現しようとする気持ちが盛り上がる時期であることが示されたシンボルになっています。
ここに土星が加わることで、「社会の中でどうするか」「家族とのバランスをどう考えるか」といった現実的な制限制約、ルールなどと向き合うことになりそうです。
こういったプロセスは、結果として自己認知を高めて、実現化する胆力を付けていくことになりますので、揺らぎがあっても想定内、とばかりに進んでいきましょう。
それではステキな満月をお迎えください。
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