『普通』ってなんだろう?
普通 という言葉は、一般的に良く使われますよね。僕自身も、1日に1回は言ってる気がします。
『いやそういう時は普通こうするでしょ』
『あの人、普通じゃないよな』
では、普通という言葉はどういう意味なのか。
ふつう
【普通】
いつ、どこにでもあるような、ありふれたものであること。他と特に異なる性質を持ってはいないさま。
「―の状態」 引用 Google翻訳
ありふれたもの ですよね。認識として、普段から使っているニュアンスと差異はないように思います。
僕は大学生時代、学校に通うこと サークルに入ること アルバイトをすること レポートを提出すること 全てが『普通』にできませんでした。
反対にどうして皆そんなにしっかりしてるの?という疑問だらけでした。
高校まではなんだかんだ、何とかなっていました。しかし大学という、見知らぬ人ばかりで、自分で所属する環境を選択しなければならず、そして毎授業別の人間がいる
という高校までとは別の世界が確かにあり、そこに僕は適応することができませんでした。
しかし、こんな人はこの世に山ほどいると思います。中学を卒業してすぐに働く方や、高校でつまづく方、はたまた少年革命家など。
イレギュラーとされる人はたくさんいて、自分がイレギュラーであることに悩んでいない人が多くいます。
では何故僕が『普通』とはなんだろう という疑問を持つのか
それは、『普通』になりたかったからでした。
昔から協調性が高く、他人の目を気にして、争いが嫌いな自分は、周りと同じペースで生きられない 皆が当然のようにできることができない自分を許せず、ただただ劣等感を育てていました。
今更ですが僕の思い描く普通像は、
与えられた勉強を自分なりにこなして、大学に行き、サークルに入って友人を作り、ドライブに出かけたり遊んだり飲みに行ったり。そして『金欠だわー』と言いながら深夜2時ごろまでアルバイトをし、勤務後も他のバイト生と仲良く喋り、テストは先輩の過去問をもらって授業の出席、レポートを最低限こなし、就職活動の愚痴を言い、4年で卒業し、就職し、結婚し、嫁の愚痴を言い、、、
という感じです。 これは僕が育った環境での『普通』なので、思い描く『普通』像は人によってばらつきはあるかもしれません。
けれど僕はそんな人間たちに憧れていました。きっとその人たちは、自分たちには自分たちの悩みがあると言うと思いますが、それでも僕はそんな『普通』を渇望していました。
一年半留年しつつも何とか大学を卒業し、少し頭が次のステージへ向いた時、上に記していることに気が付きました。
僕は 『普通』になりたかったんだな と
そんな時、思うがままに作った『普通』という曲があります。音源としてのクオリティはとても低いです。
そして、きっと伝わる人を選ぶ曲で、何だこの歌?と思う方も大勢いると思います。
けれど、僕が大声で弱音を吐くことで、同じ悩みを抱える人の心が少しでも和らぐなら
僕はこの歌を作って良かったと思うし、とても嬉しく思います。
ではきいてください、『普通』
普通 capo3
G
普通ってなんだろう
C G
普通になりたいよ
G
普通ってなんだろう
Am7 D G
普通になれないよ
G
初対面ではニコッと
C G
笑顔で声をかける
Am7
笑みを返される
D
ねぇほら普通でしょ
G
みんなが嫌いな
C G
人を嫌いになる
Am7
この歌良い歌らしい
D
からもう覚えたよ
B7 Em
1人は嫌なんだ
Am7. E7
孤独な自分が恥ずかしいから
F. Fm
ねぇどうか置いてかないでよ
Em E7
群れのさ 隅っこでいいから 在りたいんだ
Am7 D G DonF# Em
A7 C D E♭ F
A
サークルに入って
D A
みんなと髪を染めて
Bm7
ここに僕がいるんだ
E
そう主張して歩きたいよ
A
どこに勤めるとか
D. A
誰が凄いんだとか
Bm
もう聞きたくないんだ
E
もう聞きたくないんだ
A
誰かから見れば
D A
僕は普通なんだろうな
Bm
普通ってなんだろう
E. FdimF♯m F#mon E
普通になりたかったよ
Bm E G#dim A D A A Bm E A
僕なんかが 何かになれる 日は来るのかな