ABOUT 星ノ鳥通信舎
星ノ鳥通信舎が展開する活動やそのコンセプトについてご紹介します。
1. Philosophy | あいだの哲学
星ノ鳥通信舎は「あいだ」に軸足をおくデザイン活動体です。
ヒトとヒト、ヒトとテクノロジー、テクノロジーと自然、自然と社会といった様々なレイヤーの[ あいだ ]に生じつつある不具合や不均衡に誠実に向き合い、編集・デザイン行為を以って、その[ あいだ(関係性)]を編み直していくことを目論んでいます。
2. Media Design | メディアデザイン
「メディア(media)」は情報媒体として狭義に捉えられることが多いですが、語源にあたるミディアム(medium)まで遡ると「媒介物 / 中間物 / 培地」といった意味をもちます。
わたしたちは、なにかとなにかの[ あいだ ]を媒介するもの、考え、⾏為、技術、場所のことを広義の「メディア」と捉えます。そして、デザイン対象となるものの価値や展開を考えるとき、対象の周辺を具体的に調査し、対象⾃⾝がなにとなにの[ あいだ ]をつなぐ媒介者として機能するときに価値を最大化できるかを探します。
それにより単に独⽴した個性ではなく、周辺との関係性や風土のなかで個性を発揮できる独自の間合い(ポジション)を⾒つけ、持続的に価値をつくりだす「メディア」にしていきます。
その上で、目には見えない仕組み(システム)の部分から、手にとれる姿・形(⾔葉 / 物語 / デザイン / 道具 / 作法)までを総合的に編集し、対象を「メディア」として社会に機能させていきます。
3. Service | 3つの事業展開
星ノ鳥通信舎が展開する事業活動は3種類です。外部パートナーのプロジェクトに参画する「編集」事業に加え、あいだの思想を独自にリサーチする「研究」事業、新しいメディアを独自に企画・開発する「創作」事業を展開していきます。
一、 編集 | Media Design
編集事業(Media Design)は、プロダクトからサービス、ビジネス、イベント、社会実験まで、外部パートナーの事業やプロジェクトにクリエイティブパートナーとして伴⾛します。社会に新たな視点や対話をもたらす環境づくりをデザインの本義とし、コンセプトメイキング、プランニング、ライティング、グラフィックデザイン、アートディレクションなどを総合的に⾏います。
【WORKS:体験メディアデザイン(2021)】
鳥取砂丘を月面に見立てた宇宙飛行士体験「月面極地探査実験A」。総合プロデューサーとして、コンセプトメイキングから体験プロトタイプの設計、キービジュアルデザイン、WEBデザイン、オブジェ制作などを担当。
【WORKS:技術メディアデザイン(2022)】
地球観測衛星のデータ解析システム(AI)を開発するベンチャー企業のコーポレートサイトのリニューアルプロジェクトに参画。技術哲学の設計からキービジュアルのデザイン、経営理念の策定フォロー、WEBサイト全体のリデザインなどを担当。
二、 研究 | Media Research
研究事業(Media Research)は、「あいだ術」を磨くために独自に行う研究活動です。ニッポンの⽂化に折り畳まれた「あいだ」の思想や技術をさまざまな⾓度からリサーチし、定期コンテンツとしてnoteで発表していきます。
三、 創作 | Media Production
創作事業(Media Production)は、アートプログラムやツーリズムなどを独⾃に企画・開発する活動です。「あいだで遊び、あいだに学び、あいだを愛でる」をスローガンに掲げ、⾃然と社会、科学と⽂学、動物と植物、理性と野⽣といった⼆分されがちなものの「あいだ」に新たな視点を捜索(創作)する体験を企画していきます。
4. Member | プロジェクト・メンバー
星ノ鳥通信舎は、プロデューサーの佐伯とデザイナーの伊藤をコアメンバーとしながら、プロジェクトごとに全国各地からメンバーを招集します。プロジェクトテーマに対する「実験意欲」の高いメンバーでチームを構成し、表現およびパフォーマンスの価値を高めていきます。