眼鏡屋
漫画を読んでいるようなイメージ。絵柄は吉川うたたさん。
少女が主人公。少女の祖父は家で寝たきり。そこへ、眼鏡屋を名乗る男(美青年)がやってきた。なんでも、祖父の眼鏡を交換するらしい。寝たきりだから、家までやってきてくれるそうだ。
祖父の眼鏡を交換している間、少女は洗面所のようなところまで行った。鏡を見る。すると、顔の目の上辺りに、大きなどす黒いあざが出来ている!
驚いた少女は、わあわあ叫びながら家族のもとまで戻った。あざが出来ていることを伝えたが、家族には見えない。少女は不思議に思った。
落ち着き払った眼鏡屋が、「見えなくていいものが見えているようだね。僕のスペアの眼鏡をお貸ししよう」と行って少女に眼鏡を渡した。
眼鏡屋の詳細は不明だったが、ここでプロフィールが明かされる。ふつうの眼鏡屋は「見えるものをより見やすくするように眼鏡を作る人」だが、祖父のもとへ来た眼鏡屋は「見えなくてよいものを見えなくする眼鏡を作る人」とのこと。
つまり、少女の顔にできていた黒い大きなあざは、見なくてよいものだった。
あとあと、少女の顔についたあざは何者かの呪いであることが判明する。少女が自分の顔に苦しむように、と誰かが呪いをかけた。
祖父については、本来見えなくていいはずの幽霊が見えてしまうから眼鏡が必要とのことだった。
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