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【日記】20歳、お酒を飲まない誕生日(2024/09/14)

皆様ごきげんよう。星野光留です。
昨日まで19歳だった私ですが、晴れて20歳。成人となりました。

ときに、皆様にとっての『20歳』とは、どういった歳ですか?
私にとっての『20歳』は『お酒を飲める歳』です。

身も蓋もなく、俗っぽい考えでしょうか?
でも、私なりの理由はちゃんとあるんですよ。

20歳は成人、つまり大人ですが、そもそも大人とは精神的に成熟した人間のことを指しますね。それって、年齢で決まるものなのでしょうか。
子供っぽい大人の方だっていらっしゃいますし、私とてまだ高校生の延長をしているような気分で、「成熟した人間になれたなぁ」なんて、思うのもおこがましいです。

となると、20歳は大人になる歳ではなく、単なる通過点でしょう。
では20歳は『大人になる歳』ではありませんね。

そして、20歳には成人式という催しがありますね。若者が地元に一堂に会し、20歳という節目に決意を新たにする……という名目の、同窓会ですね。

私は小中学生時代にあまり良い思い出がなく、高校時代の友達に会うともなればいざ知らず、中学時代のクラスメイトと一気に顔を合わせる場など、全力で回避しなければなりません。

加えて、その期間は一部のクラスメイトから嫌がらせを受けていました。
今もきっと私を嫌っているか、忘れているか、少なくとも会って嬉しくなるような人間になってくれているなどと思うのは期待しすぎなのです。

行っても楽しい気持ちにはなれないでしょう。なので行きません。

そうなると20歳は『成人式を挙げる歳』でもありませんね。

かくして私にとっての『20歳』は、『大人になる歳』でもなく、『成人式を挙げる歳』でもない、『お酒を飲める歳』となったのでした。

それなら、もう誕生日に飲むしかないと思うじゃないですか。

ですから飲もうと思いまして、高校時代から仲の良い親友とノリノリでサシ飲み会を企画していたのですが、ここでハプニングが。

なんと、親友のお爺様が亡くなられました……。
身内の葬式とあらば、当然、飲みの約束は取り消しになります。
人生ってなにがあるか分からないですね。

1人での飲酒は寂しいですし危険なので、今日のところはアルコールを控え、代わりに少し贅沢な夕食をとることにしました。

何度か行ったことのある2000円くらいで食べられるお店に行き、スープカレーを注文。私の手くらいの大きなステーキがスープカレーに乗っかっているのですが、このお肉がとても美味しいのです!

目をつぶりながら堪能していたら、「美味しいですか?」と、話しかけられ、いつのまにか目の前に人がいてビックリしちゃいました。

お店のエプロンを着た、60代くらいの貫禄あるおじさま。
後々話を聞くと、お肉に火入れをするお仕事をしていらっしゃる方だったようです。

私は今まさに美味しく食べていたところだったので、もちろん「美味しいです!」と即答。嬉しそうに「よかったよかった」と微笑んで下さいました。

閉店時間前でお店が空いていたので、カレーのスープに入っているものの話をしたり、おじさまがお仕事をして何年なのか、私がどこ出身で今はなにをしているのかなどの雑談をしたりと、楽しい時間を過ごしました。

ご飯の後は、本屋さんに寄って自分へのプレゼントを買い、スーパーで小さいケーキ(誕生日ケーキのつもり)を買って、帰路へ。

お酒を飲むことはできませんでしたが、良い一日を過ごせたと思います。

もしかすると、お酒に頼らなくても自分を幸せにすることができる人間が、ほんとうの意味での『大人』になれるのかもしれません。

……だからといって飲まないという選択肢はありませんがね。
次の記事はきっと初飲酒レポなので、お楽しみに。

今日はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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