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【復刻ライブレポート】2015/10/31 GOOD4NOTHING「KIDS AT PLAY TOUR 2015-2016」@高崎club FLEEZ

これは2015年10月に行ったGOOD4NOTHINGとWANIMAのツーマンライブのレポートを復刻掲載したものです。今とだいぶ違うテイストですが、以前はこんな感じで書いておりました笑。自分にとっては唯一、高崎club FLEEZで観たライブになるので、今回の移転を機に、一つの思い出として残します。


GOOD4NOTHINGとWANIMAなんて俺得の組み合わせ、行くしかない!と思って初の高崎遠征。いや、東京から群馬なんて遠征のうちに入らないっちゃあ入らないけど、ライブ・CD貧乏なので新幹線なんか気軽に使えない。在来線を使うと往復5時間。こりゃもう遠征って言ってもいいよね? 
ということで世間がハロウィンで盛り上がる中、半袖ハーパンで汗だくになったライブを振りかえります。

下に貼られてるのはTENDOUJIのライブだと気づいた2022年。興奮しました。

高崎に来るのは2度目。ライブでは初めてです。高崎club FLEEZというライブハウス、方向音痴の自分でも安心できるわかりやすい立地。整理番号を呼ばれた人がクロークやロッカー、物販利用ができるというシステム。箱のキャパも最低250から最大500くらいと曖昧だし、ロッカー確保できるか不安だったので駅構内のロッカーを利用。結果、半袖ハ―パンで高崎の寒空の下、駅⇔ライブハウスをダッシュすることになりました。

FLEEZ内は後方が数段高く視界よし。フロントエリアはステージ下手側にちょっとしたスペースとバーカン、トイレがある構造。今日はがっつり楽しむ気だったのでフロア前方でスタンバイ。KEMURIのときの反省を踏まえて軽く準備運動してライブに備えます。

WANIMA

キッズたちの「待ち望んでる」そわそわ感が半端ない。こんな空気は久しぶりかも。まわりにいる子たちも「ドキドキする!」なんて言ってるからこっちまで緊張してくる。

開演時間を15分近く過ぎた頃に場内暗転でメンバー登場。ハロウィンってことでDJ LOVEっぽい扮装した健太くんとくまモンな藤原くんにこうしんくん。「日本で一番高崎が好き!」と宣言しライブスタート! 1曲目『終わりのはじまり』からモッシュピットというかフロントエリア全体がぐっちゃぐちゃ。四方から肘飛んでくるし突き飛ばされるし転びかけるし、しょっぱなからお客さんもエンジン全開。後ろを見ても横を見ても前を見てもダイブするキッズだらけでそんな子らを持ち上げたり支えたり。

歌詞全部覚えてんじゃないかってくらい、めっちゃ歌う子もいたけど不思議と嫌な感じはしなかった。たぶんぐちゃーっと暴れてる中で歌ってるから気にならなかったのかも。

トークは相変わらずうまい。「ワンチャン狙いに来ました!」ワンチャン=男女が夜にスパーリングすることと説明しつつ「小さい子供も来てるから、柔らかく言うとハムスターごっこですね」と。

なぜか自分たちのことを嵐だと言いだし、健太くんは「みんな言わんでもわかってると思うけど、マツジュンです」と自己紹介。そこから『A・RA・SHI』を歌い始めてフロアも大合唱。改めて嵐の偉大さを味わっていると、普通は「You are my SOUL! SOUL! いつもすぐそばにある~」というサビが終わればこのパロディも終わるはずのに、藤原くんが長渕剛バージョンでのサクラップも披露。そこから再びのサビというかなり本気の『A・RA・SHI』に感激するやら爆笑するやら。

笑いは彼らのライブに欠かせない要素のひとつだけど、軸足は当然そのエネルギッシュな歌と演奏にあるわけで。約40分弱の間、常にキッズの気持ちに応え、期待を上回るようなパフォーマンスで駆け抜けたWANIMA。『Think That...』からの曲もすべて演奏してくれて、特に「いいから」の盛り上がりは尋常じゃない。音源聴いた時点で「こりゃライブ映えするなあ」と思ったけど予想以上。後半は『Can Not Behaved!!』の曲をたて続けに。今のWANIMAをぎゅっと詰め込んだ濃いライブで、それはフロアの汗だく状態を見れば一目瞭然。フェスでしか観ることができていなかったWANIMAをどうしてもライブハウスで味わいたくて高崎までやってきたけど、欲しかったものが手に入った感じがして最高の気分です。

序盤のモッシュの波が過ぎたあとで近くにいた女子が「タオルなくした!サイアク。WANIMAの!サイアク!」と言ってたけど、タオルは見つかったんだろうか…。

01.終わりのはじまり
02.雨あがり
03.つづくもの
04.いいから
05.HOPE
06.TRACE
07.昨日の歌
08.BIG UP
09.1106
10.Hey Lady

GOOD4NOTHING

正直言えば、今日はWANIMA目当てのお客さんが多かったかな。WANIMAに比べるとフロントエリアは動きやすかった気がする。それでも熱さでは負けてなかったし、フロア全体が盛り上がるとても良いライブでした。

グッフォーのメンバーもハロウィンということで仮装して登場。TANNYはジェイソンだったかな。MAKKINはケンシロウだったのか? そしてスネはキャップ被ってTシャツには「チカン アカン」の文字。TANNYはこの仮装について「変態やん?」と言ってたけど、俺にはTAKUMAに見えて仕方なかった笑。

とにかく新譜がとてもよくて楽しみにしていた今日のライブ。予想通り1曲目は「WALK A WINDING ROAD」でしょっぱなからごちそうです。WANIMAの「いいから」もそうだけどこの曲もライブを引っ張っていくパワーがあります。エンジン点火にはもってこい。いい曲作るなあ!

レコ発なので新しいアルバムからの曲を中心に、定番曲控え目なセットリスト。新譜を何度も聴いて、この曲とあの曲なんかはライブで絶対楽しいハズ!と想像していたけど、思っていたとおりめちゃくちゃ盛り上がりました。特に「WALK A WINDING ROAD」と「STOMPING STEP」はこれからの定番にもなりうる最高のアゲ曲! 10年後もライブで聴いていたい。
※まさかこの数年後にTANNY、さらにはスネも脱退してしまい、同じメンツで聴くことが叶わなくなるとは…(2022年追記)

ちょっと切ないメロディの「UNDER THE SAME BLUE SKY」もたまにはしっとりでいい楔になりそう。GOOD4NOTHINGの曲はやっぱりどれもメロディが綺麗なんだよなあ。レコ発ライブなのに新曲じゃなくて定番曲ばかり盛り上がる光景ってやっぱりバンドとしてあまりよろしくないと思うので、こうしてちゃんと新譜の曲が受け入れられ、求められているライブって楽しいよなって思う。

そういえばライブ中のMCでTANNYが岩下の新生姜ペンライトを取り出していろいろイジってた。Czecho No Republicのライブでは客席でメンバーの身内が使っていたし、打首獄門同好会じゃ岩下の新生姜歌がある。社長さんがすごい音楽好きってのは知ってるけど、バンド界隈でも「岩下の新生姜」が浸透してきてるんだろうか。なんかすげえいいな。

ライブも終盤、畳みかけるように盛り上がる曲を演奏してさあ最後の1曲!というタイミングでギターの弦が切れる。
「な?ライブっていろんなことが起こるやろ?ドキドキするよな?」とTANNYが嬉しそうに話してる姿がなんだかとてもよかった。ライブハウスで活動してきて、今もホームはライブハウスで。そんなバンドだからこその言葉、リアクションがかっこいい。

本編が終わり、さらにアンコールも終了。ステージは暗いままながらフロアには客電もつき、客出しSEも流れる中、アンコールを求める拍手が鳴りやまない。しばらくしてメンバーが再登場し、短い曲2曲のダブルアンコ。客電に加えて客出しSEまで流れるような状況でも拍手が発生するって、ツアーファイナルでもない限り東京ではなかなか見ない景色。これが高崎スピリッツなのか!? この渇望感にちょっとグっときました。

やっぱり東京や横浜あたりだけじゃなくてちょっと足を延ばして行ったことのないライブハウスに行くってのはいいなあ。新しい体験ができるし、そのハコならではの文化なんかも感じられる。実はグッフォーのライブ中盤で7年ぶり2回目の「足首グキ!」をやらかしまして、痛いし腫れるしでなかなかのダメージだったんですが全然悔いありません。高崎に行って良かった!また、何か良いブッキングがあればFLEEZ、再訪したいと思います!
※結局I ROCKS打ち上げでの訪問にとどまってしまったのが悔やまれる(2022年追記)

あとホントにWANIMAもGOOD4NOTHINGも最高でした。音源もライブもね! 物販では圧倒的にWANIMAが売れてて、GOOD4NOTHINGファンとしてちょっぴり切なかったけどね! と言いつつ俺もWANIMAのTシャツ買ったんだけどね! GOOD4NOTHINGもラババン買ったから許してね!

ツアー中につき、セットリスト閲覧に関してはご注意を。
※2015年当時のお話です、もちろん(2022年追記)
以下、セットリストです。


01.WALK A WINDING ROAD
02.KILL YOUR STEREOTYPE
03.J.C.
04.Stick With Yourself
05.STOMPING STEP
06.IN THIS LIFE
07.C&r
08.BE FREE
09.I DON'T CARE WHAT PEOPLE SAY
10.It's My Paradise
11.STAND UP ALL MY DUDES
12.Maximize
13.THE WAY BACK HOME
14.UNDER THE SAME BLUE SKY
15.RIGHT NOW
16.R310
17.Cause You're Alive
18.Start It Today
19.GOOD TIME
EN1.
20.ON THE LINE
21.Flying high
EN2.
22.In The Mosh Pit
23.Drive Or Scrap?

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