教壇に立ち続ける 55 今週の反省【note限定記事】
重大なミスをやらかしつつも、1週間が終わりました。つ、疲れた……暑い中我ながらよく頑張ったと思う。今日くらいは、と思ってスタバでフラペチーノを飲みました。どうも星野です。1日1本プロジェクト進行中。97日目。別に100日目に死ぬわけではないです。いいなと思って頂けたらサポートをお願いします。minneとFantiaはこちら。明日新作を作って追加しますのでしばしお待ちを。全国一律送料無料、即日発送可。
今日のテーマは1週間の振り返りです。
学校がいよいよ本格的に始まり、新しい環境に全員が放り込まれた今週は、各学年のオリエンテーション、導入の授業が中心でした。
3年生現代文は「山月記」、1年生現代文は「羅生門」、3年生古典は「徒然草」、中学生は詩歌でした。
今年から中学生にも授業をするようになったのですが、彼らのフレンドリーなところや元気なところに引っ張ってもらっている感じの授業になっています。3年生はちょっとナメた口を利いてきますが、それでも一部の生徒だけなので、良いところはどんどん褒めて伸ばし、わからないことをなくせるように質問の時間を設け、机間指導を徹底するようにしています。
今年の授業で大きく変えたのは、ノート提出の方法です。
せっかく学校にgoogle classroomが入ったのだから、と、毎週の課題として主発問をノートに書かせ、写真をアップロードさせて個人的にやりとりするという、まさに「オンライン型リフレクションシート」を毎週やることにしました。これで短縮分の補填課題にもなりますし、私も学期末にノートを大量に点検する手間が省けるので、すごく便利です。特に全日は生徒数が多いので、この対応じゃないとたぶんまた過労で倒れていましたね。
今年のテーマは「批評」である、と再三申し上げておりますが、まず「山月記」では「語り手」の話をしました。また、視点(一人称小説・三人称小説)の話もしました。古典では文学史に触れ、日本三大随筆からそれぞれの筆者にまつわる様々な逸話まで、盛りだくさんで授業をこなしてきました。古典に関してはまだ批評ができていませんが、おいおい出題する予定です。中学生にはまだ早いかな、ということで中学では未実施です。
今週の最大の反省は、「生徒にとってかなり疲れる授業にしてしまった」ということです。
生徒は真面目にノートを取ってくれます。なかには私語をしたり居眠りしたり、やる気のない生徒もいますが、それは慣れましたし、何より生徒指導の先生や担任の先生と仲良くなったので、何かあればすぐ相談して指導に入ってもらうことにしています。ですが私がとにかくしゃべりながら板書をひたすら書き続けるので、聞きながら書く、という状態になってしまってまともに解説が頭に入っていない生徒がほとんどだと気づきました。いくらやる気があってもこれでは定着しないし、あまりにも報われない、真面目に受けている生徒たちまで取り残されてしまう。だから来週はとにかくペースダウン、解説したことを繰り返し言葉を変えて説明して、ひとつひとつていねいに授業をこなしていくようにしたいと思います。
大事なことはとにかく板書。定時ではホワイトボードなのですが、全日ではチョークだったので、見えづらいというご指摘もいただきました。その点については改善すべきですし、何よりホワイトボードに久しぶりに書いたら汚くなってしまった。これも大きな反省ポイントです。きちんと立てた板書計画に沿いながら、追加で書き込むときに「どうやったらうまく入るか」「どうやったらきれいになるか」を考えて書いていこうと思いました。そのためにも、まずは私が冷静になることが大事なので、授業では落ち着いて、焦らず、のんびり進めていこうと決めました。
ついてこられない子を出さない。それは私の実力不足だから。今年は様々な経験をさせてもらえるのだから、いろいろな生徒のニーズに応えながら成果を出していきたい。そんな風に考えながら1週間を終えました。
最後に、反省ノートも公開しておきます。メモ程度ですが、毎時間つけているとどこが良くてどこがダメかがよくわかるので、5年間くらいはこうしてメモを取り続けようと思っています。
来週からいよいよ本格的に授業が始まりますが、何事もていねいに! を標語に頑張ります。もちろん、疲れをためないようにしながらですが。
そんなところで今日のおはなしはおしまいです。それでは、また。