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|letter|8月のはじめのひとりごと


8月。

暑さにありながら、秋へ向かってしずかにほどけてゆく空気の様は、まるで物語のよう。





神話の世界が好きなのです。

占星術とリンクして、ギリシャやローマのものもそうですが、シュメールなどメソポタミアのもの、北欧や南米のもの、中国や日本のものなど、各地に神話はあって

その表現は、時折違ったり、真逆になったりしながら、符合することも多々あり。



そうしたあれこれを辿ってゆくと、「ひと」が編んできた編み目のようなものが、見えてくるように感じます。

神話自体を信じる、というアプローチとは違って。

ひとがそれを編み、その編み目のうちに、さらにいろいろを編んで、そうやってつくってきた編み目の、それとしての働きを、働くもの。

ひとは、それに支えられたり、それに囚われたり、それに抗ったりするわけですが

その働きをそれとして知ることで、ゆるめることも、場合によってはほどくこともでき、そして、ほどかれた場所から、愛することもできる。

そんな場所で、見ています。



「おてがみセッション」でお手紙を書くことは、外側の何かに囚われてしまった物語を、そのひとの内側から、あらためて起こし直すことに、どこか似ています。

本来は、そのひとのうちから起こるもの、でありながら、そのひとから離れ、漂流し、「外側の何か」に変わってしまったそれを、そっと取り戻して、起こし直す。

なんて言うと、ちょっと壮大ですが。

でも、そんな何かにどこか似ているのだなあ、と、あらためてじんわり感じていたのでした。




目に見えるやり取りも、目には見えないやり取りも、どちらも、うれしく、あたたかく。

ほしみやじくう という <場所> にお立ち寄りくださり、いつもありがとう、です。



よき8の月を。



words and sessions Δhoshimiya jiku

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