|letter|8月のおわりのひとりごと
秋の風。
夏の終わりは、少し寂しいのだけれど
やってくる冬の、ひかりやあかりを両手でそっと守るような、寒さゆえのあたたかさが、少しずつじんわり感じられて
どこかうれしく、ほっこりとした心地でいます。
*
ぎゅーっと収縮して、そして、すーっと、ほどけ、ひろがって、溶けてゆく、何か。
まるで、暑さがやわらいでゆくように。
ほどかれて、ほどかれて
すとん、と、降りて。
より一層の、ひろさへ、自由へ、かえります。
*
すべてがすべて、同じだけの愛おしさに並ぶとき
世界も、世界を宿す "うちゅう" も、本来の深さを、ひろさを、やさしさを、教えてくれる。
そんなこと、見ていました。
いつもいつも、ありがとう。
よき夏の終わりを。
よき秋のはじまりを。
with love.
sui
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