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強い感情はどこへぶつければ良いのか


こんにちは、星海里帆(@rihohoshimi)です。
個人的なことですが、とても久しぶりにiPadとキーボードでnoteを書いています。

時折自分の中から溢れ出てくる、強い強い感情。
心からの怒りだったり、涙だったり、お腹の底から笑うような面白い出来事があったとき、そして強く強く、心から感動したとき。

心の奥でどうしようもないくらい大きくなった感情は、
自分の胸のうちに秘めるだけでは苦しいほどに、たかぶってしまった感情は、
いったい、どこにぶつければ良いのか。

2023年3月、私は野球に夢中だった。
私だけじゃなくて、日本中が、侍JAPANフィーバーにわいていた。
準決勝の村神様復活の瞬間には、電車内や花見会場などでも思わず歓声があがるほど、全国で盛り上がりをみせたり。
周東選手のわけわからんくらい速すぎる足の速さにも感激したり。

私もずっと、毎日毎日侍JAPANの情報を観ていたし、選手のインスタ、ストーリーズも追っていたし、もちろん試合も全部観た。
リアルタイムはもちろん、準決勝・決勝の夜の再放送もバッチリ観た。
録画もしてる。
準決勝も決勝も、連日早起きをして、眠い目を擦りながらも、大盛り上がりでした。
野球が大好きな夫とも、連日会話は大盛り上がり。
ほんとに楽しい毎日でした。

そして昨日。
侍JAPANがWBCで、悲願の優勝を果たした。

日本の野球が世界一になった。

映画やドラマや漫画のような、あまりにも夢のような展開。
大谷選手 vs トラウト選手の最後の瞬間は、文字通り息ができないほど緊張した。
いつまでもこの余韻に浸っていたいくらい感動して、嬉しくて、ほんとにほんとにありがとうって心から思った。

WBCの公式ショップは、夜になってもアクセス集中で見ることもできないほどだった。
優勝記念グッズ、みんな欲しいよね。
私も欲しい。
試合終了後そそくさと選手のみなさんがユニフォームの上から着させられていたTシャツとか帽子とか。
うん、欲しい。
ちなみに優勝記念グッズとは別の、すでに販売されている侍JAPANのユニフォーム類は見事に売り切れ。

そして日本中が興奮冷めやらぬ中、
昨日の日本時間23時半頃に、侍JAPANの日本組はチャーター機で日本へ向かって出発。
とんでもないハードスケジュール。
試合もこなし、極度の緊張感から解放された後は、
すぐさま会見や取材、撮影、シャンパンファイト、そしてまた会見、
別れを惜しみつつも、早々に13時間のフライトで帰国。

そして今日。
早くも侍JAPANの日本組は、15時半頃帰国した。

あぁ、ついに終わってしまったんだなぁ……

まだまだ余韻に浸っていたい私たちをよそに、
選手たちはもうすでに、次のステージに進んでいる。
そのことがまた、より一層寂しさを加速させたり……

ずっと夢中で毎日楽しく、野球のことばっかり考えて過ごしていたと言っても過言ではなくて。
毎日WBCの話題で盛り上がっていたから、とんでもない喪失感。
侍JAPANロス、大谷ロス、ペッパーミルロス……


特にメジャー組は、ニュースのスポーツコーナーくらいでしか観る機会もなくなってくると思うので、(試合は日本時間だと早朝なことがほとんど)毎日毎日追いかけていたことを思うとめちゃくちゃ寂しい。

ダルビッシュ選手、大谷選手、吉田選手、ヌートバー選手、鈴木誠也選手……
昨日まで日本代表として戦っていたのに、ほんとに寂しいです。

日本組だって、シリーズは開幕するものの、テレビ中継される試合は数少ない。
なかなかに高額のスポーツチャンネルに契約するなどしないと、気軽には観れないのだ。

もちろん契約すれば試合は観れるのだけど、
ここで言いたいのは、日本中の様々な熱量のみんなが、同じものを気軽に観れる状況ではなくなった、ということ。
サッカーを始め、他のスポーツにも言えることですが、昨日までみんなが気軽に観れて、みんなで盛り上がっていたのに、その楽しい期間は終わってしまったんだなぁという寂しさ。

どうやったら普段の野球中継が観れるんだろう?って調べているなんて。
小さい頃、スポーツ中継のせいでアニメやドラマ、楽しみにしていたテレビ番組が中止になったりしてションボリしていた私が聞いたらビックリするだろうな。

ちなみにWBCは、基本4年に1回のペースで開催されていたのですが、コロナの影響で2年延びて、今年開催されました。
次からどうするんだろうなぁと思っていたのだけど、
次回は3年後の開催のようです。
ヌートバー選手のお母様、久美子さんも、3年後のWBCも出てほしいですねって記者に聞かれて、
「えっ3年後なんですか?4年後じゃなくて?」って思わず聞いていたり。
お母様も明るくて素敵な方でしたね。
3年後もぜひ!

WBCの観戦・応援自体も楽しい日々でしたが、
日本中が一つになって、テレビもラジオもお祭り騒ぎで、みんなで注目して応援している、この空気感が楽しくて、最高の毎日でした。

昨日の夜、侍JAPANの選手の皆さんが帰国すると知ったとき。
もうこのメンバーが揃ったの戦いを観ることはできないんだ、
日本中のみんなで、みんなの戦いをひとつになって応援する期間は、終わってしまったんだ……
そう実感すると、もうほんとに寂しくて寂しくて……
寝る前にひとり、泣きたくなるくらい寂しかった。

さっきも書いたけれど、特にメジャー組は、毎日観ていたのが夢だったかのように、観る機会は減っていきますよね。

シーズンオフには帰国したり、テレビやYouTubeなどで観る機会のある選手もいるかもですが……
そして3年後にはまたWBCが開催されるので、その時にはたくさん観れるかもしれないですが…
しかし3年後。寂しい。
寂しいしか言うてへんけど、寂しいのです。

大谷選手は次回のWBCも出たいと発言していたので、期待して待ちたいと思います。

ダルビッシュ投手は、日本で投げるのは自分にとって最後になると思うので、感謝の気持ちを持って投げたいと思うといったことを発言していて、
あぁもう日本で投げている姿を観るのは最後なんだなぁと、それもまた寂しくなったり。

そうそう今回のチーム最年長はダルビッシュ選手、36歳。
大谷選手をはじめ、侍JAPANのみんなが小さい頃に憧れていた選手。
侍JAPAN唯一の昭和生まれ。
日本代表から昭和生まれがいなくなっていくんだなぁ、という時代の移り変わりのような寂しさもあったり。
野球に限らずだけれども。

小さい頃から憧れていた人と同じチームでプレイできるなんて夢のようですよね。
そう考えると、長年、そして今もすごい選手であり続けているダルビッシュ選手はほんとにすごい。

もう書き出したらいっぱいあって、書ききれないくらいです、いや、書ききれてない。
佐々木朗希選手とか、ここに名前を出していない選手たちのこともめちゃくちゃ観てたし、これからも応援します。

さて、散々に書き散らしまくってしまいましたが、ここからが本題で。


心の奥でどうしようもないくらい大きくなった感情は、
自分の胸のうちに秘めるだけでは苦しいほどに、たかぶってしまった感情は、
いったい、どこにぶつければ良いのか。

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