ひとり占めしたミルクと星空の大晦日
大晦日。
無事に年も越して、穏やかな夜。
深夜寝る前に、空を見上げた。
いつもよりもたくさん、星が見えた。
喧騒が新年を感じさせる元旦。
でも今、外はとても静かで、
カウントダウンの賑やかさとはまるで別世界。
自分だけがこの空間をひとり占めしているようで、
この時間をもっと楽しみたいと思った。
私はキッチンへ向かった。
もう寝るつもりだったけれど、
あと少し、この時間を楽しみたい。
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