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雨戸が閉まらん!帰れない!
築150年以上と言われている古民家を息子と一緒に引き受けました。この場をどう利用するかは、はっきりとは決まっていないため、とにかく3世代分が溜め込まれた家財を、通いで片づけ中。
連休後半は、息子たち大学生お片づけイベントで一旦締めくくられるハズだった。でもそこは若者!若さの特権を持つが、なにかとツメとワキが甘い。帰ってきた息子にいろいろと様子を聞くと、野菜やらなんやらをしっかり始末せずに帰ってきた様子の報告を受けて、私、全力の蔑みの眼差しで一言。
「はぁぁぁぁぁぁ?????」
次、いつ行けるかわからないのに?!生ものがどのような経過を経て腐敗していくか想像力にかけているらしい。「ネズミさん」とか「ハクビシンさん」とか「タヌキさん」とか自然あふれる土地にそのような動物たちがいる事を都会っ子たちは知らないらしい。物が腐敗する前に動物たちの恰好の食料になるという連鎖も想像できないらしい。
そんなの息子達に責任とって行かせればいい。とのごもっとものご意見も賜っておりますが、なんせ他にもアルバイトを突っ込んでいるため、速速行く事が出来ない。悲惨な状況を想像した私。いてもたってもいられず、その週末に尻拭いに行きましたよ。
テーブルの上には「パン」テーブルの下には「お野菜達」そして冷蔵庫に繋がっているブレーカーが落とされて、貴重な冷凍食料が悲惨な状況に!野菜室に何やらかつてキュウリだったであろう溶けたものが!せっかく苦労してきれいにした冷蔵庫なのに!冷蔵庫復活の詳しくは以下。
息子からのメールには一言「ファイト!」。どの口が言うかな?!
そんなこんな中、友人のユカシャンがアイボウさんと一緒に精米機を取りにやってきました。どう頑張ってもしばらくはコメ作りは出来ないので、使って頂ける二人のところに里子にだしました。いい仕事をするんだよー。
一人でお片づけも悪くないもので、裏の畑の植物をゆるりと観察したりして、マイペースで過ごしました。まだまだ固いですがプラムもしっかり育ってきています。伯母が残したいろいろな花が咲いていました。
夕方、奥の座敷に入る西日の感じが大好きです。風が通り抜けて本当にホッとします。
ホッとしてました。雨戸を開けて雨戸を閉めて1日の労働が終わる感じです。そのホッとした気分で締めくくろうとしていたのですが、雨戸が閉まらない!汗だくになっての力技、なだめすかして優しく動かしてもダメ!泣きそうになりながらヒャクダイ先生にレスキューの電話をしました。
ヒャクダイ先生一言、「今、高松にいるんだよ!」
四国。。。。
私は雨戸が閉められるまで帰れない。。。。
でも、そんなヒャクダイ先生、翌日、高松から帰ってきて、直行でレスキューしに来てくれました。不眠不休状態です。ごめんなさい。無事、雨戸が閉まるようになり帰る事が出来ます。ヒャクダイ先生、本当にありがとう。
その日の夜、一人で飲みながら静かに一晩すごしました。先日、息子たちが発掘した二眼レフカメラを眺めたり、調べたりしながら。いろんな思い出とともに古いものがいろいろと発掘されます。
本当に静かです。怖いくらい静かです。そして正しく夜が暗いです。