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対話する、インド細密画。


久しぶりに東京の府中市美術館へ。
特別展の「インド細密画」を観に行った。


展示に興味があって行きたかったのはもちろんのことだが、個人的にここの美術館は好きだ。天井が高くて、開放的で、ありがたいことにすごく混雑することはあまりないので……(たまたまかもしれないけれど)
変に身構えずに気楽に行ける。

会場に入ると、インドの音楽が流れていた。
気になる企画展があればあちこち美術館や博物館に行っているけれど、BGMを流しているところってあまりない気がした。
音楽がある空間で絵を観られるのって、すごくいい。

ひとつひとつの絵を見つめていく。
この展示のコンセプトが「絵と観る人の一対一の対話」ということだけあって、絵には惹きつけられる何かがあった。

絵は何も言わないけれど、描かれているものの中に私は私の一部を投影して、共感したり、共鳴したり、時に慰められるような気持ちになる。

感情を、言葉にしなくてもいい対話が心地よかった。

絵がちいさいから、きっと途中で観るの疲れちゃうだろうな……と思っていたけれど、絵がおもしろく、絵ごとにある解説もわかりやすかったので、最初から最後までしっかり楽しむことができた。

本当に行ってよかった。
ちゃっかり図録も購入してしまった。

次は何の企画展に行けるかな……


2023年10月訪問
府中市美術館:入場料(特別展料金)一般900円
※写真はインド細密画公式HPより。

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