ブラストモーション、バットスピードから見るか?パワーから見るか?
俺の人生もぱっと光って咲いてくれよとマーモットです。
今回はブラストモーションの項目についてお話ししていきます。
テーマはタイトルにある通り、「ブラストモーションで見るべき項目はバットスピードかパワーか」ということになります。
最初にお断りしますが、どちらかの項目が劣っているということではありません。ご了承ください。
雑記:ブラストモーションってなんやねんという人は以下のリンクを参照。
1.それぞれの数値について
テーマになっているバットスピードとパワーですが、ざっとした説明は以下の通りです。
バットスピード…いわずもがなバットのスピード。ブラストの場合はインパクトの瞬間のスピードとなっています。
パワー…バットがどれだけボールに衝撃(力)を与えたかを表す数値。これもインパクトの時ですね。計算式は「バットスピード×バットの重さ×加速度」となっているようです。
つまり、見てわかりやすいのはバットスピード、いくつかの要素を併せ持ったのがパワーということになります。
うーん悩みますねえ。
雑記:この2つは無課金でも見ることができます。ただパワーの構成要素である加速度はプレミアモードで表示されるようになりますので、みんな課金しようね!
2.バットスピード大正義時代
でもやっぱり分かりやすいし使いやすいのはバットスピードですかね。ブラストモーションだけでなく、SSKのスピードガンでも「スイングモード」みたいなのがあるので知っている人も多いですし、映像やスイングを見て分かりやすいのも良きですね。
また、研究ではバットスピードと打球の飛距離には相関があることも主張されています。
みんな大好きBaseball Savantでも平均バットスピードが追加されましたからね。
社会人野球の日本代表でも平均バットスピードのデータが公表されています。現広島カープの末包選手がこれに選抜されていたときのデータもあり、プロに入るにはこれくらい触れないとアカンのやなあと思った記憶があります。
色々と資料を出しましたが、やはりスイングスピードに関する検索結果は多かったです。それだけ野球人の多くに知られているデータと言えるわけですが、そう考えると見て分かりやすいバットスピードを選択するべきだだといえるでしょう。比較もしやすいですし、何より単純な数値であるからこそ意識して練習できるのではないでしょうか。
3.だが、ちょっと待って欲しい。
打撃はバットスピードさえあればいいのでしょうか。朝日新聞?
そも、パワーという項目は前述の通り「バットがどれだけボールに衝撃(力)を与えたか」というものです。
どれだけバットが速く振れても、インパクトの時に強い衝撃を与えられないと打球は飛んでいきません。そのためにはバットスピードだけではなく、ミートを始め様々な要素が絡んでくるでしょう。前述の通り、パワーはバットスピードを内包した項目であるため、より打球の飛距離を決定づける要素(=パワー)を見た方が、打撃練習としては意味のあるものになるのではないでしょうか?
極端なことを言うと、スイングスピードというものは打球の飛距離を決める一つの成分であるに過ぎないというわけです。
〈まとめ〉
バットスピード派…単純な要素であるから分かりやすい。比較しやすい。
パワー派…あらゆる数値を総合した、打球に直結する要素である。
つまり2つとも良いところがあると言うことですね。みんな違くてみんな良い。これで仲良し。良かったね。
4.このまま平和には終わらない
ここで1つサンプルを。下の表は同一選手の同日による同じバットでのスイング比較表です。優劣(△▼)を表す記号も付けました。
どう見てもスイング20の方がパワーは高く出るはずだよな…?
だって、スイングスピードも加速度も(手の最大スピードも)スイング20の方が高いからパワーも高くなるはずなのに、パワーだけはスイング9の方が高くなっています。その差は0.04kwなので誤差に近いですが、それでもスイング9の方がボールに強い衝撃を与えていることは確かです。
これだけでは分かりにくいので、より詳しいスイングデータを下に載せます。
これもしかしてオンプレーンが関わってる…?
いやでもパワーは計算式の算出だからオンプレーンは使ってないはず…。でもでもパワーが計算式だけで成り立つのだとすればスイング9のパワーが上回ること自体がおかしいはずです。
うーん、ますます分からんといったところで今回は終わりにします。
次回、解決編です(投稿時未解決)。宜しくお願い致します。
それでは今回もご拝読ありがとうございました。
〈答え合わせ〉
この選手はみんな大好きKyle Schwarber(PHL)でした!!まあPHL&左打者&バットスピード速いのってシュワーバーしかいないと思う。