![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41903561/rectangle_large_type_2_1012d07e327c0707347b1bce452fa762.png?width=1200)
母親になるってどういうことだろうか。
母親になるってどういうことだろうか。
右を見ると数ヶ月前うまれた息子。左を見れば、数年前うまれた娘。2人ともすやすや寝ている。
私はというと、30手前の、いわゆる二児の母。
2人の子どもはひたすらかわいい。
気付くと毎日頬ずりしてしまうくらいかわいい。
さあ、10年前はどうだったか。
この未来を予測していただろうか。
恋愛は諦めて、そこそこ働いて地元に帰って、家を買って、ひっそり暮らしたいと思っていたのではなかったか。
令和のターシャやソローのように暮らしたかった私が。(今でもなりたい、そのうちなるぞ。税金はちゃんと払います)
いま、まさか子どもが2人もいるなんて。
信じられない。
子どもを産む前は、
自分に育てられるのか、かわいいと思えるだろうか、母親ってなんだ。。
と、ぐるぐる考えていた。
子育ては、楽しいことばかりではないし、他の人に出来ていることが、自分も出来るとは必ずしも言い切れない。
当時、夫は、あまり子どもが好きではないともらしていたことも不安の種だったと思う。
でも、ここまできたら私がやるしかねえ。
私しかやれないことをやろうとしているのだから。
と腹を決めて、不安は忘れようと過ごしていた。
そんな私が、はじめての出産までばっちこいと意気込んでいたタイミングで、実母がふと言った。
子どもが母親にしてくれる。
子どもと一緒に成長していけばいい、子どもが成長させてくれるから。
あなたならできる。
...母さん、それ以上は泣くからやめてくれ。
いいこと言うね〜〜!!なんて茶化したけど、泣きそうになった。
不安でいいんだな、私は私のままでいいんだ。
そう思ったら、気持ちがすごく軽くなった。
不安な気持ちがあることも、出産に向けて意気込んでいる自分も丸ごと抱きしめて出産にのぞもう、のぞみたいと思った。
そんな私があなたの母親として、あなたを待ってるよ、とお腹をさすったことをよく覚えている。
母親になるってどういうことだろうか。
答えは、人それぞれ無数にあって、不変でもなくて、ずっと探していくものなのだと思う。
でも私はひとつ見つけている。
どんなときもあなたならできるよ、あなたはあなたのままでいいんだよって子どもたちに伝えて続けていくこと。
他にできることがなくても、それだけはしていきたい。