暗号化したままデータ解析を
1年ほど前より、暗号化したままデータの解析が可能な技術「秘密計算」の実証実験が日本の数ある大手企業でおこなわれていたのをご存知でしょうか。
もちろん、秘密計算は古くからある技術です。
最近のビッグデータ利用の促進にあたり、安全にデータの解析や機械学習をおこなうニーズが金融機関を中心に出てきており、再度注目が集まっていました。
個人的には、今年がいよいよ社会実装段階ではないかと考えています。
秘密計算の現状の課題としては、計算スピードがネックな点です。
やはり、暗号化したまま計算することになるため、データ解析や機械学習の処理スピードに問題が生じます。
ただし、この点が改善された場合には、導入しない理由がもはや私には見つかりません。
日本のスタートアップもこの秘密計算の社会実装に勤しんでいますので、GAFAのどこかが一瞬にして市場を奪ってしまう事だけが危惧です。
実際にGoogleが昨年から提供を開始していた気もしています。