【戦国時代】QRコード決済再び
グーグルがQRコード決済事業への参入を表明しました。
これにより、再びQRコード決済の戦国時代が始まろうとしています。
再びと言うのは、以前にも激しい競争があった為です。
2019年、日本で本格的にQRコード決済が普及してきました。
その時、中国では既に一般に普及しており、10社あるQRコード決済事業者から3者の勝者が誕生したところでした。
日本でも同様の動きとなり、2019年に大量発生したQRコード決済事業者は2020年現在ではPayPay, 楽天Pay, LINE Pay等を除くと勢いは衰えてきています。
ようは、楽天PayやPayPayが先行して利益を上げて現在でも徳川家康になっています。
しかし、ここにきてグーグルの参入発表です。
現在のトップQRコード決済事業者の登録者数を比較してみましょう。
1位 楽天Pay : 5000万人(登録者数)
2位 PayPay:4000万人(登録者数)
3位 LINE Pay:3900万人(登録者数)
4位 プリン:数十万人 ←グーグルが買収
PayPayとLINE Payは連携を発表しており、連合の登録者数は8000万人近くなります。
LINE Payではなく、LINEアプリの利用者は8600万人程度ですので、日本のインフラと呼ばれるLINEアプリと同程度になります。
そうなると、いくらグーグルの影響力が強いとはいえ乗り換えには相当ハードルが高い気もします。
しかし、QRコード決済アプリの乗り換えは一瞬でできます。早い人なら3分程度です。
アプリをダウンロードして使うだけであり、スマホの契約のように面倒な手続きはいりません。
グーグルが莫大な資金力でQRコード決済アプリに投資をおこない、利用者へ大きなメリットを提供した場合には来年にでも大きく戦況が変わるでしょう。
PayPayは赤字が続いており、広告主を多く抱えるグーグルに勝てるとも思えません。
QRコード決済アプリは我々のインフラとなっときており、グーグルは死ぬ気で勝ちにくると思われます。
QRコード決済利用者は、グーグルが大きなメリットを提供してくれるのを楽しみに待っていましょう(笑)