見出し画像

故郷

上の写真は、2017年8月6日の思い出。
この日は、地元の噂になっていた占いに母と2人で行ったみたいです。

そこで私が言われた一言は、 
「故郷との縁が深い。」でした。

あの時の私は、大学生で今よりも楽しく気楽に迷うことが多かった気がします。
そんな時、故郷に帰ってくるたび
写真の道を歩いて八ヶ岳を見に行ってました。
とっても大きく見えて、背中を押してもらいに何度も見に行った。

中学生の頃は、この道を歩いて見る夕日がとてもとても大切な時間でした。
バスを降りた後、畑道を抜けた土手に座って長いこと眺めては色んな考え事に耽っていた。

小学生の頃は、この道をミッフィー(愛犬)と母が迎えにきてくれた合流地点。
雨の日も、雪の日も、夏の猛暑でも
ミッフィーがテトテト歩いて迎えに来てくれた。

保育園のころは、この道に咲くヒメジオンを摘んで先生にあげるのが楽しみだった。
保育園に行くのを嫌がる私を、ヒメジオンを摘みに行こう!と連れ出すのがうまい母。
そして、詰んだ花を先生に見せたくて保育園まで楽しく歩きました。

占いで「故郷との縁が深い。」と言われた時、そうだな。とも思ったし
どうかな?とも思った。

私の中では、故郷は思い出の詰まった場所。
占い師さんの言う故郷はどこを指すのか分からないけど地域や場所が好きというより
思い出の詰まった大切な場所が多い事が重要なんだと思っていた。

大切なのだから、戻ってくるのも引き寄せるのも常に意識してしまったり思い出すのは当然だと思った。

それでも今では、車で運転して通り過ぎてしまう道になってしまっている…。
常に思い出に寄り添って増えていた景色が
こうして、思い出す景色に変わった。

これは、よく言う故郷だ。

私の感性が鈍ったのか
大人になってしまったのか
私だけの心の中にあった思い出・故郷が
物理的な場所や時間になってしまったような感覚。

一年、ゆっくりと里帰りしたからかもしれない。八ヶ岳に背中を押してもらわないと東京に行くのは怖かったな。
また旅立つ時は、きっと背中を押してもらいたくなる。


何年か後には、
また違う気持ちで故郷を想うのかもしれない。


____________________________________
Instagramに長文を書いていたけど、
文は文で残したいと思って。
写真一枚一枚をピックアップして書き記して行こうと思います。
そんな思い出投稿と、
映画や美術館や体験など投資して学んだ事をまとめる投稿をしていくつもりです!

もっと自分を、自分の作品を、
好きだと胸を張って大きな声で言えるように。

いいなと思ったら応援しよう!