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「力」だけど腕力じゃないの。自分と対峙する力。

今回のテーマは「力」のカード。
「力」という名前のカードと聞いて、どんなカードの絵をイメージしますか?
筋肉隆々の力持ちの男性?恐竜や象のような大きい生き物?武器を持って争いに出向く人物?金棒持った鬼?(西洋のカードに鬼はないか…)。とにかく強そうなカードをイメージするかもしれませんが、どれも違います。タロットに描かれているのは、実は女性。

では改めて。今回のタロット考察は、大アルカナ8番【力】のカードです。

8力

白い服を着た女性がライオンを手なずけている様子が描かれています。獰猛なライオンを相手に武装も武器もない丸腰。
手なずけるといっても、それはライオン。力ずくで言うことを聞かそうなんてとうてい無理なはず。でもこの人物は力を持ってそれができているんです。腕力じゃないんですね。勇気を持って、根気よく、じっくり、焦らず、ライオンを受け入れ、力ずくでコントロールすることなく、忍耐の不屈の精神力です。

とにかく自分の思い通りにさせよう、自分が主人であると教えこませようと強引に接すれば、ライオンは牙をむいて向かってくるでしょう。ライオンという生き物を理解し受け入れながら自分とバランスをとっていく、そんな世界観のあるカードです。

8力

自分で自分を占うセルフリーディングでは、何かに挑戦するとか始めるとかで占うとかなりの確率でこの【力】が出ます。
勇気を出す時、一歩踏み出す時、チャレンジの時、長期戦の時などです。”ライオン=怖いもの”として出るようで、自分の中の”怖いもの”との対峙だと受け取っています。
例えば、とある講座を受けようかな?どうしようかな?なんて時にこの【力】のカードが出ると…
心の奥底にある、私には無理そう、きっとできない、出費がかさむ、挫折する…などなどの怖れを見せてくれます。そんな「”怖れ”に向き合う時」だとカードが言っているように思えてくるのです。


たいていのやらない理由を掘って掘って掘っていくと、
失敗したくない、損したくない、バカにされたくない、傷つきたくない、嫌われたくない、めんどくさい…こんな感じにつきあたります。それが私の中の”怖れ”なんですね。それを
失敗してもいい、損してもいい、バカにされてもいい、傷ついてもいい、嫌われてもいい、めんどくさくてもいい、
に怖いけど勇気を持って変えていくと、現実が動きます。確実に。


そんな自分の怖れを受け入れ、認め、腕力でない力でなだめすかせ、不屈の精神で調和し、勇気を持って動く、それが【力】のカードの世界です。

8力

生きているかぎり、”怖れ”がなくなることは、たぶんないのでしょう。
その怖れの要素は違っても、いつだって怖れはあるし誰にだってある。
そのたびにこのライオンが姿を見せてくる。でも、ダメだ無理だなんて絶対に言いきれない。なぜなら、女性の頭の上にあるのは「無限大∞」
可能性も同じようにあるとそう信じています。


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