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誰が回しているの?「運命の輪」

私は、タロットカードを使ってセッションをしていますが、最終的には「自分の道は自分で決める、選んでいく」という考えを採用しています。
タロットは占い、だから未来を見れるんでしょ?と言われればその通りなのですが、あくまでそれはその時、その瞬間の状態からの未来予測でしかないなと思っています。

占いで予測した未来が希望通りでなかったとしても、どう感じる?どう思う?どうしたい?どう動く?の確認みたいなもので、それすら受け入れたくないなら、それも答えだと私自身が受け止めるようにしています。

でも流れが変わる時は変わる、動く時は動く。望んでいる方向にということもあれば、全く違う方向ということもやっぱりあって。不思議ですよね。
そんな様子を表しているのが今回のカード。
大アルカナ10番「運命の輪」です。

10運命の輪

車輪の上にいる青い生き物は、幸運の象徴スフィンクス。下にいる赤い生き物は、悪の化身ケト。幸運と不運が運命の輪に沿っているようです。そしてこの運命の輪のカードには人物がいないことから、人間の手には及ばないこと、つまり自らの意思やコントロールでは動かせないという読み方をすることも。

人が、魂が成長するには、幸運、不運どちらか一方だけではなく、両方経験することが必要だ、という教えもあるようです。
一見、良さそうに見えても長い目でみたらそうでもなかったり、悪いことが起きたと思っても実は好転のためのきっかけだったりと、良い悪い、幸運不運なんてほんの少し見方を変えればどちらにも転がるものなのかもしれません。そしてその渦中にいる時はわからないもの。ずっと後になって気づくことも多いのが難しくもおもしろいと思わせる、それが「運命の輪」。

10運命の輪

この車輪って誰が回しているんでしょうね?
カードの解説的には、運命の女神が回している、という説もあるようですが、やはり”自分ではない何か”という存在だなと感じます。
状況が好転した、道が開けた、トントン拍子に進む、助けてもらった、なんてのは、自分でない誰かがそっとこの車輪を回したからじゃないでしょうか。きっとこれまでの自分の姿を見ていて、「この人はこうした方がいいからー」とか言ってね、回してるんだと思います。


運命の輪って特別な人や選ばれた人だけに訪れるものではなく、どんな人にも巡ってくるカードだと思います。あ、でも…「自分の道は自分で決める、選んでいく」という思いを持っている人の方が断然巡ってきます!
そんな時は回されてください。きっとその決めた道、選んだ道へと後押ししてくれるでしょう。


今日もありがとうございます。


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