雪山と海

新作を楽しみにされる人が最強だと思う

こんばんは、ほしちかです。今夜はもう一本コラム更新。

私はnoteにほぼ三年いるのですが、作品の投稿のペースというのは、みなさんまちまちで。私は最近エッセイばかり書いていますが、いちばんやりたいことは小説なので、やはり小説をときどき書いて、その書いたものに、反響をいただけるのが一番嬉しいのです。

でね、作品を投稿するにあたって、わりと焦ることがあります。

「この前の作品の更新から、間が空いちゃった……早く次の作品を書かなくちゃ」

そうやって、焦って未完成の、雑な作品を載せてしまって、後から「ああ、中途半端なもの載せちゃった」と後悔したりします。

もちろん、どんどん新しいものを載せて、ブラッシュアップするのもひとつの手ではあります。

でも、私自身「上手く書けた!」と思うときと、そうでないときの作品への反響って、やっぱり違っていて。

ここらへんで、更新の間が空いても焦らずに、ちゃんと自分で自分にOK!がちゃんと出せるような作品のみ、載せるべきかな、って思ってきました。三年のあいだばーっと書いたものは全部出してきたので、そろそろそっちにシフトしてもいいかな、って思っています。更新の頻度が減っても、たぶん忘れられない、待つ人は待っててくれる、と最近思えるようになりました。

作品を発表するペースはゆっくりですが、その一回一回ごとの完成度が高く、私が憧れているnoteのクリエイターさんが2人います。

澄んだ歌声とピアノの曲で楽しませてくれるMary Annさん

かわいいキャラクターでくすっと笑えるマンガを描かれるかさはらさん

このお二人とは、noteをはじめた初期のころから、お付き合いがあるのですが、お二人の作品は、ファンの方たちが、本当に新作を待っていて、新作が出るたび、わあって喜んでコメントを書きに行っているのがわかります。

新作を待たれるって、クリエイターにとって、最強じゃないでしょうか。

知名度があるとか、作品が賞をとったとか、も、もちろんクリエイターのステイタスのひとつなのでしょうが「この人の新作が読みたくて、楽しみで」というファンを持っている人は、強いし、ほんものだと思います。

私、いまでも覚えているのですが、思春期のころ、本当に、大好きな作家さんの新刊情報が出るたび、ものすごく胸が躍っていました。少ないおこづかいをにぎりしめて、書店で買った時のあの気持ち。

見てくれている人に、ああいう気持ちを呼び起こす「書き手」「描き手」「歌い手」なんかは、本当に、強いと思います。

だから、私も、少しでもそういう人に近づけるように、自分の作品の完成度には敏感になりたいと思います。完璧主義で書けなくなるのはいただけないですが、出すもののレベルを、一定以上下回らないように気を配るのは、大切なことですから。

というわけで、まとめて言いますと「小説の更新の間が空いても、あまり焦らずに、いいものを出していけるよう、がんばろう」ということです。

セルフブランディングって言葉に苦手意識があるのであまり使いたくないのですが、一回一回の作品を大切に書くことが、次の何かにつながると信じて、これからも更新していきたいと思います。






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上田聡子
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