見出し画像

「アートギャッベ」を知った日

今日は富山市のインテリアショップARTREEさんに夫と行ってきたのですが、そこに置いてあった「アートギャッベ」というイランの絨毯がとても素敵だったので、ご紹介しようと思います!

(店員さんに写真のweb掲載の許可はとってあります)

店内に足を踏み入れるなり、積み重ねてある「アートギャッベ」があまりに素敵で、言葉を失う。

「なんだろーなんだろー!すごく素敵な色だね?」
「こんなのがうちに敷いてあったらいいだろうなあ」

店員さんからいただいたアートギャッベのパンフレットによると、アートギャッベとは、イラン西部のザークロス山脈で、遊牧を続ける民族の織っている手織り絨毯なのだそうです。

羊の毛を刈り、手で紡ぎ、それを草木染めで色をつけ、織り上げられるそうです。

私は梨木香歩さんの「からくりからくさ」という長編小説を読んだときから、染めや織りの文化には興味があったのですが、実際にこういう素晴らしい手織り作品を見るとほんとに感動してしまいます。

右端の、茶色い地に黒い木が立っている絨毯、素敵だよねと夫と言い合いました。

イランというと、私の中ではどうしても戦争のイメージがぬぐえなかったり、中東情勢から、危ないって思い込んだりすることもあるのですが、実際にそこで生きているイランの人たちは、とても豊かで温かい心をしているんじゃないかと、そうでもなければ、こんな美しい織物は織れないのではないかと、そう思いました。

いつかこんな素敵な絨毯を、おうちにお迎えできたら嬉しいです…!

ARTREEさんでは、10月7日から、10月15日まで「アートギャッベ350枚展」をお店で行うそうなので、お近くの方よければ足を向けてみてください。

世界や日本の染めや織りの伝統文化、もっと知りたいなって思いました。そしてそれを支えている織り子たち-ー各国民族の人たちのことも。

ほんとに素敵なひとときを過ごせて、アートギャッベを織るイランの人たちのことも考えるきっかけができて、良い日曜日でした。

いいなと思ったら応援しよう!

上田聡子
いつも温かい応援をありがとうございます。記事がお気に召したらサポートいただけますと大変嬉しいです。いただいたサポ―トで資料本やほしかった本を買わせていただきます。