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自分の書きたいテイストから一度離れるということ

こんばんは、ほしちかです。
ぱっとさっき思い付いたことがあったので、覚書としてメモしておきます。

今夜は一杯だけ日本酒を飲んだので、ふわふわとした気分なので、上手く書けるかわかりませんが。

連載小説「冬嵐」は、もろ自分の書きたいことを盛り込んだ作品です。「救ったり救われたりするとは」とか「ちょっと泣かせ系」だとか、どちらかというとクールというよりウェットな作風で、人の温かさも含めて、自分の書きたいことド直球の作品でもあるんです。

だけど、これから長く作品を書いていくには、自分の小説の筋肉を鍛えたり、多くの人に読んでもらうこともまた大切で。

そのためには、自分の枠を広げることが大事。そのためにできることは、じゃんじゃん人の作風を真似していくことかなって思います。

やっぱり私の作品は、固定ファンの方もありがたいことにいてくれるけど、たくさんの人に「刺さる」という意味でまだまだ弱いです。だから、人の「こういうものが読みたかったんだよ」というニーズにこたえる力もきっと必要で。

そのためにできそうなことは、これは大塚英志さんの評論本「物語の体操」に出てきた手法なのですが「ほかの著名作家になりきってプロットを書く」などということがまずやってみたいことです。

大塚さんの本の中では、大塚さんの講座の受講生の方に「村上龍になりきって小説のプロットを書く」というのをやっていました。

いま真似してみたいのは、海外小説の、硬派で乾いた文体や、オレンジ文庫などの、キャラ文芸ミステリーなど。

自分の作品を練り上げるためには、自分のいままでのテイストを、あえて模倣しない、ということも必要かなと。

自分のカラーは、自然とそれでもにじみでてしまいますし。

とにかく、冬嵐をまず仕上げなくてはいけないので、がんばって書きますが、気持ちも視線も、次の作品にも向かい始めています。

これから、もっと書いて、書いていきたいです。

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上田聡子
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