【10月末発売】北陸三県ローカル鉄道を取り上げた本に短編を寄稿しました
みなさま、お世話になっております。このたび、富山県南砺市の出版社parubooksさんから、このような本が発売されることになりました。
『受け継がれたローカル線 ~富山・石川・福井 北陸三県鉄道賛歌~』
北陸三県のローカル鉄道に焦点を当てた、多くの写真と文章が入った本になります。こちらに「ローカル線と、季節を越える」という短編で参加させていただきました!みなさまに楽しんでいただけたら、幸いです。
この本の編著者は「ほくりくカルテット」というこの企画のためのユニットになっています。
写真担当として、富山県富山市出身の井上浩介さん。
ライティング担当が福井県福井市出身の佐藤実紀代さん。(HOSHIDOという編集室を、福井県大野市で営まれています)
小説担当が、石川県輪島市出身の上田聡子。
全体統括を、parubooks編集部の佐古田宗幸さんが行っております。
北陸三県の鉄道がテーマの本ですが、編著者たちの出身地もちゃんと北陸三県でばらけているのです(笑)
また私は、家族の転勤により、富山県、福井県に住んだことがあり、出身地が能登、いまは金沢に落ち着いていますので、北陸三県に住んだことがあり、当時それぞれの県の良さを各地回って味わっていたことも、短編の制作に役立ちました。もちろん、いまも富山や福井に小旅行として出かけています!
お話をいただいたあと、この四人で富山のあいの風とやま鉄道と石川ののと鉄道を五月に、IRいしかわ鉄道を六月に、ハピラインふくいを七月に、それぞれ取材にまいりました!
それぞれの鉄道会社さんの運転管理センターや、主要駅にて、社員さんにインタビューをしたり、ヘルメットをかぶって検収作業を見せてもらったり、鉄道そのものに乗って移動し、ターミナル駅以外の写真を撮ったり、また「つぎの電車の出発まであと何分だね」と言いながらメンバーでお昼ごはんを食べたり…たいへん楽しい取材旅行になりました。
また、上記の鉄道会社以外にも、富山地鉄本線、富山地鉄立山線、北陸鉄道石川線、福井鉄道、えちぜん鉄道についても、撮り下ろし写真が入っていたり、レポートや小説で触れたりしておりますので、どうぞお楽しみに。
今回、取材はどれも楽しかったのですが、のと鉄道さんへも取材に行けたことが、能登出身の私としてはとくに嬉しかったです。
みなさまご存知のように、のと鉄道がある区間は、令和6年能登半島地震において、甚大な被害を受けた地域です。それでも、学生さんや地域の人をはじめとした乗車客のために急ピッチで復旧工事が進められ、入学式に間に合わせるかたちで、令和六年四月六日に全線復旧しました。
いま、のと鉄道は「がんばろう能登」のヘッドマークをつけて、七尾駅~穴水駅の区間を走っています。ヘッドマークの文字に、私は勇気をもらいました。
紹介文でも書いたように、この本の売上から能登半島地震の義援金として、5%が寄付となります。鉄道写真がお好きな方、ちょっとした地元の読み物が読みたい方、いろんな方に楽しんでいただける一冊になったかと思います。
さて、ここで「ほくりくカルテット」のメンバーをご紹介!
◆カメラマン:井上浩介
富山県を中心に北陸を応援するブログ「こっそり支援」管理人の、井上さん。本職は小売業勤務の傍ら、北陸や白川郷の風景を20年近く撮り続けており、写真や動画を放送局などに提供しています。
◆ライティング:佐藤実紀代
福井県大野市で編集室HOSHIDOを営む編集者・ライターの佐藤さん。地域の書籍編集に携わりながら、イベント時には本屋さんとしても活動中。
オンラインショップはこちら
◆短編小説:上田聡子
「金沢洋食屋ななかまど物語」(PHP文芸文庫)でデビュー。月刊購読絵本原作「ゆきのひのふろふきだいこん」(すずき出版)を手掛ける。
自己紹介およびいままでの実績のポートフォリオはこちら。
◆parubooks編集部
本書ですが、令和6年10月19日(土)開催の、第12回湯涌ぼんぼり祭り会場にて先行発売となっております!会場にお越しのみなさま、ぜひお求めください。また、2024年10月28日(月)ごろ~全国の書店にて発売となっております。
ご予約につきまして、まず本屋さんでご注文される場合にはこちらを書店員さんにお見せくだると早いです(ISBN情報など載っています)
続いて、ご予約リンクを貼ります。
たくさんの方との出会いを、お待ちしておりますー!
ぜひお手に取ってみてください!